『教育をつくる』第55回 教育科学研究会全国大会

2017 8
10日(木) 11日(金・祝) 12日(土)

会場:近江兄弟社中学校・近江兄弟社高等学校
主催:教育科学研究会・滋賀大会実行委員会
後援:近江八幡市教育委員会・滋賀県学童保育連絡協議会

パンフレット PDF

- 参加費 -

大会当日受付にて承ります

<全日参加>

教職員5,000円
一般3,000円
大学生・
院生
1,000円
高校生
以下
無料

<1日参加>

教職員2,500円
一般1,000円
大学生・
院生
500円
高校生
以下
無料

- キッズルーム -

[対象]3歳〜小学生

8月8日までの事前申し込み制です。
詳しくはこちらまでお問い合わせ下さい。

スケジュール

810
(木)

10:00 - 12:00教科研講座
13:00 - 14:00基調報告
14:15 - 17:00教育問題フォーラム
17:30 - 19:00教科研総会

詳しく

811
(金・祝)

9:00 - 12:00分科会①
13:00 - 15:00分科会②
15:15 - 18:15合同大集会
(講演・現地企画)
18:30 - 20:30夕食交流会

詳しく

812
(土)

09:00 - 12:00分科会③
13:00 - 15:00おわりの集い

詳しく

8/10(木) 10:00 - 12:00
教科研講座

講座名 内容 担当
① 子どものつまずきはどこから? 子どものつまずきの原因は教師の授業力にあるのか?子どもの学習の現実からその原因を探ります。 窪島 務
(滋賀大学名誉教授)
② 琵琶湖から考える ― 若狭原発群と湖国の運動 近畿の命の源びわ湖から敦賀原発まで30kmを切ります。びわ湖の住民はフクシマ事故を他人事とは思いません。 瓜生昌弘
(滋賀自治体問題研究所常務理事・事務局長)
③ 「トランプのアメリカ」の政治経済学 雑誌『教育』連載中の「経済レンズをかけてみる」の著者がトランプのアメリカを生み出した背景を語る。 森原康仁
(三重大学)
④ 恵那の教育=『石田和男教育著作集』を読む 恵那の石田和男氏の著作集( 6月発刊)に込められた現代の教育へのメッセージを読み解きたいと思います。 佐貫 浩
(教科研委員長)
⑤ 教育勅語とは何か 戦前に教育勅語が果たした役割。疑問をもった人びと。植民地における矛盾。幽霊としてあらわれ続ける戦後。 佐藤広美
(教科研副委員長)

8/10(木) 13:00 - 14:00
基調報告

『子どもと教師を信頼する教育科学の創造を』
危機の時代を生きる

佐藤広美

佐藤広美(教科研副委員長)

<所属>
東京家政学院大学

<専門>
日本近現代教育思想史、教育政策研究

8/10(木) 14:15 - 17:00
教育問題フォーラム

フォーラム名・テーマ 討論の柱 世話人
A. 子どもの生活世界と子ども理解 「生活世界」「子ども理解」が意味しているのは何か?原点に戻り、性・家族・労働などを含め、検討します。 田中孝彦
神原昭彦
B. いじめ指導とゼロトレ・スタンダードの功罪 今日の学校に広がる「ゼロトレ」「スタンダード」の実態と子ども対策としてとらえるいじめ指導を検証します。 宮下 聡
佐藤 博
C. 地域における子ども・若者の学びと育ち 地域ベースで展開されている子ども・若者たちの多様な活動のなかに埋め込まれている教育的価値を探ります。 南出吉祥
福永晃仁
D. 教職員と教育費を増やすには? 今、教育現場に足りないものは、愛と情熱ではなく、ヒト(教職員)とカネ(教育費)です! 中田康彦
山﨑洋介
E. 新学習指導要領をのりこえる 改訂学習指導要領の能力観と構造を批判的に読み解き、わたしたちが目指す教育課程を考え合う。 本田伊克
梅原利夫
F. 道徳教科書と検定 小学校道徳教科書の内容はどうか、検定はどうだったのか、これらを踏まえて、道徳教育の対抗実践を考える。 佐貫 浩
鈴木敏夫
G. 教育のことばを取りもどす 戦後日本の教育実践と教育学を検討し、子どもと教師を信頼し励ます教育実践の思想・教育学とは何かを考えます。 佐藤広美
一盛 真

8/10(木) 17:30 - 19:00
教科研総会

全国から教科研メンバーが集う機会です

8/11(金・祝) 9:00 - 12:00 /
13:00 - 15:00
8/12(土) 9:00 - 12:00

分科会

分科会名・テーマ 討論の柱 世話人
1. 子どもの生活と文化
子どもの生活実態から何を汲み取るか
  • 子どもをめぐる問題や生活実態の背景を探り、そこから何を汲み取るべきかを議論し、未来への希望を展望する。
泉 宜宏(東京)
本庄 眞(奈良)
2. 青年期教育
排除する高校・受け入れる高校
  • 義務制でない高校で生じがちな排除・切り捨ての論理を超えて、生徒の学びと自立を支える実践を探る。
南出吉祥(岐阜)
森重友隆(滋賀)
3. 能力・発達・学習
「生きづらさ」を抱えた子どもへの支援と学び
  • 生きづらさの中の子ども・若者。子ども食堂や学習支援の市民の取り組み。
  • その中で学校での広く深い学びとは。
富田充保(神奈川)
飯田尚樹(滋賀)
4. 身体と教育
生命の尊厳を守り育てる「身体と教育」
  • 生命・身体をおびやかす諸問題
  • 生命の尊厳・身体の危機を克服する取り組み
横田誠仁(東京)
若林雅己(滋賀)
5. 美的能力と教育
滋賀から発信する表現と教育
  • 1年を通した図工実践
  • ヨシ笛と文化活動
  • アール・ブリュットの意味と意義
  • 書教育の現状と実践
北川健次(滋賀)
山田康彦(三重)
6. ことばと教育
主権者を育てることばと教育の創造
  • ことばの豊かな発達とコミュニケーション
  • ことばを育てる国語・外国語の授業
  • 生活に根ざして紡ぐ自己表現活動
神 郁雄(東京)
瀧口 優(埼玉)
7. 社会認識と平和
子どもとともに考える平和と民主主義
  • 憲法集会
  • 日韓歴史教育
  • 小学校平和学習
  • 沖縄から日本の現在を考える
  • 労働問題を学ぶ
神原昭彦(東京)
家長 隆(京都)
8. 自然認識と教育
自然/理科離れと科学リテラシー形成の課題
  • 子ども・青年の科学・技術との乖離状況を探る
  • 学習指導要領改訂案の特質解明
  • 豊かな自然認識指導の探求
角田純一郎(滋賀)
三石初雄 (東京)
9. 道徳性の発達と教育
「道徳科」と対抗的実践
  • 道徳教材・教科書の分析
  • 対抗的教育実践をどうつくるか
  • 多文化社会とナショナルアイデンティティ
奥平康照(東京)
藤田昌士(埼玉)
10. 教育課程と評価
どう見る/どう向き合う 新学習指導要領
  • 2020年に向けて、大きく変わろうとする新学習指導要領
  • その分析と私たちの実践的課題
菅間正道(埼玉)
北河栄里(滋賀)
11. 学校づくり
いまを生きる子どもと共に学校をつくる
  • 子どもと学校の現在
  • 子どもと教職員の権利を守る
  • 子ども参加の学校づくり
田沼 朗(東京)
本田清春(滋賀)
12. 地域と教育
地域あっての学校、学校あっての地域
  • 原発避難・「帰還」「復興」と子ども・学校
  • 地域の存続と小さな学校の価値
  • 子どもの育ちの社会基盤をさぐる
細金恒男(東京)
武者一弘(長野)
13. 政治と教育
安倍政権下の教育政策とわたしたちの課題
  • 民主主義が試されている中、国家権力の発動に対し、教育においてどのように対抗できるのか検討する。
中田康彦(東京)
藤本幹人(滋賀)
14. 性と教育
自立と共生ー子どもたちの性をどう育むか
  • 子どもと性
  • 性の主体を育むには
  • ジェンダー観を考える授業
山田真理(大阪)
中嶋みさき(東京)
15. 発達障害と教育
子どもの理解を軸に据えた実践を創る
  • 発達障害等をもつ子どもの理解を軸に据えた実践を探り、子どもの「自己の育ち」を支える
福井将道(滋賀)
小池雄逸(東京)
16. 現代の子育てと親・おとな
子ども・若者の生存・発達を支える共同関係
  • 子ども・若者が考える「人生」と「幸福」
  • 地域で、子ども・若者を支える保護者・援助職・教師の共同を
古川恵理(滋賀)
田中孝彦(東京)
17. 教師の危機と希望
「熱意と献身性」搾取をのり越える
  • 困難から希望への途を
  • 若い教師が見る学校の現在
  • スクール・リーダー論再考
  • 教師の働き方と教育実践
霜村三二(埼玉)
佐藤光音(滋賀)
18. 教室と授業を語る:現場からの希望を
授業の中の子ども理解
  • 新学習指導要領下で子どもの声を聴くこと
  • 発達の瞬間としての子どもの声を聴くこと
中村清二(東京)
荒金 毅(滋賀)
特設. 学童保育と子どもたちの育ち※11日のみ
子どもの生き辛さと指導のあり方を考える
  • 「荒れる・キレる・閉じこもる」等、学童の指導員や教師を悩ませる子どもたちの多様な言動について考えます。
山﨑隆夫(東京)
家永 薫(滋賀)

8/11(金・祝) 15:15 - 18:15
合同大集会

【講演】人と出会い 言葉と出会うよろこびを

土佐いく子

土佐いく子(元小学校教諭、なにわ作文の会代表)

【呼びかけ】
本当の子どもの姿が見えなくなっている今こそ、心の声を聴きとり、自己表現の喜びと安心のふところを!明日に向かって生きてる力を信じ、どの子も見捨てない大人の人垣を

<著書>
『子育てがおもしろくなる話』日本機関紙出版センター(2007/09)
『マジョリン先生の学級づくり たねあかし』フォーラムA(2013/03)

【土佐講演 ポストトーク】
現地滋賀・関西の教員や学童保育指導員たちが、土佐講演を聞いてさらにツッコミます。更に会場も交えて語り合いましょう。

8/11(金・祝) 18:30 - 20:30
夕食交流会

大会初日・二日目の内容を振り返り、食事をともにしながら語り合いましょう。
ご当地名物、地酒、銘菓など,お土産大歓迎!

※ 参加費4,000円、学生・院生2,000円
参加申込みは当日「受付」でお願いします。


8/12(土) 13:00 - 15:00
おわりの集い

【パネルディスカッション】
滋賀大会に参加しながら考えたこと
――大会基調報告、教科研研究活動方針案をどう深めていくのか

<パネラー> 神代健彦(京都)・石垣雅也(滋賀)、他


会場

近江兄弟社中学校・近江兄弟社高等学校

〒523-0851 滋賀県近江八幡市市井町177  Google Maps

電車での
アクセス

  • JR 近江八幡駅よりバス 8 分
    近江バス「長命寺」「休暇村」「市内循環」行、
    ヴォーリズ学園前下車

※[宿泊]斡旋等は行いません。参加者の皆様ご自身で、早めにお申し込みください。
※ [昼食] 会場付近には飲食店・コンビ二などがありません。最寄駅などで購入の上ご来場ください。

近江兄弟社高等学校 WEBサイト

お問い合わせ

教育科学研究会事務所
電話:火・金 13:00〜17:00

03-3235-0622

〒162-0818 東京都新宿区築地町19小野ビル2階

もしくは以下のフォームをご利用下さい