会場:大東文化大学 板橋校舎
主催:教育科学研究会 板橋大会実行委員会
後援:板橋区教育委員会
岐路に立つ日本社会。
教育現場でも、地域でも、家庭でも、教育や子育てに苦しさを抱え、
格差・貧困など厳しい現実があります。
だからこそ、「ホントはこんな教育・社会にしてみたい」と語り合い、
学び合える場をつくりたい。
板橋大会実行委員会では
そう考えました。
大会当日受付にて承ります
教職員 | 5,000円 |
一般 | 3,000円 |
大学生・ 院生 | 1,000円 |
高校生 以下 | 無料 |
教職員 | 2,500円 |
一般 | 1,500円 |
大学生・ 院生 | 500円 |
高校生 以下 | 無料 |
[対象]3歳〜小学生
7月22日までの事前申し込み制です。
詳しくはこちらまでお問い合わせ下さい。
講座名 | 内容 | 担当 |
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① “学校”と出会い直そう ー 疑心暗鬼を超えて | 教師や保護者や支援者が実際どういうことに困っているのか、どんなことをお互いが求めているのかを出し合いながら、学校とうまく付き合っていく方法を考えあう場 | 荒巻りか 吉益敏文 |
② 発達障害の子どもたちの育ちと生活を支える | 発達障害の子どもたちの育ちと生活を支えるにはどうしたらよいでしょうか。通常の学級と通級指導を担当する小学校教師2名が実践をもとに語ります。参加者のみなさんとともに、子ども理解と支援のあり方を考え深めます。 | 小池雄逸 加茂 勇 |
③ 性のこと知りたい!ー違いと出会う学級で | 性を学ぶには、違いを認めつつ率直に疑問を出せる子どもの関係づくりが大切です。小学校・保健中心の実践(2本)を聞き、誰でもできる身体や心、LGBTの授業を考えあいます。 | 中嶋みさき 横井夏子 |
④ 中高教師集まれ!アクティブ・ラーニングってなんだろう? | 模擬授業を見せ合い、授業づくりの発想・授業づくりの工夫を交流します。併せて、政策の読み解きと授業づくりの発想・工夫を模擬授業を通して交流します。数学と歴史を予定しています。 | 宮田雅己 井上正允 |
⑤ 子どもの学びをどうつくる?! | 学びはあそび。たのしいなかにこそ本質的なことがある。教師の学びと子どもの学びはつながっている。小学校の教室での学び、ことばをあそぶワークをふんだんに体感しよう。 | 霜村三二 山﨑隆夫 |
講座名 | 内容 | 担当 |
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⑥ 田中孝彦:「子ども理解」入門 | 子どもの生存・発達は、「子ども理解」を深めようとする親・保護者や教師や発達援助職の人々の共同によって支えられます。その「子ども理解」の問題と課題について、ご一緒に考えあいましょう。 | 田中孝彦 佐藤 博 |
⑦ 佐貫浩:道徳教育、どうなる、どうする | 人類は道徳性をどう獲得してきたのかを考え、日本社会の困難と危機を切り拓く道徳性とその探究方法、道徳の教科化への対処を考えます。問題提起の「講演」に基づき、参加者で、道徳性を育てる教育のあり方を考え合います。 | 佐貫 浩 渡辺雅之 |
⑧ 山田哲也:「子どもの貧困」から学力問題を問い直す | 地方都市B市の公営大規模団地を対象に実施した調査をもとに、学力と貧困の関係を論じます。学校を貧困に抗する場とするための実践を、皆さんとともに探りたいと思います。 | 山田哲也 神原昭彦 |
⑨ 中村俊:脳科学の知見と教育学、教育実践 | 脳科学・比較行動学の知見に基づいた情動・認知機能を統合した子どもの発達観を紹介し、道徳性の進化的、発達的基盤について考察しながら総合人間学的な視点を共有したい。著書に『感情の脳科学』東洋書店2014 | 中村 俊 横田誠仁 |
⑩ 木下ちがや:3・11から日本社会の再編へ―社会運動と政治の新たなモジュール | 3・11の複合災害から五年。災害を契機に、日本の政治と社会の矛盾は社会運動というかたちで台頭し、現在、新たな政治ブロックの形成へと至ろうとしている。この講座では、この間、日本社会変化と軌道について、世界的な動向を見据えつつ論じます。 | 久冨善之 松田洋介 |
⑪ 佐藤広美:教科書のなかの戦争と植民地 | 戦前の教科書と現在の教科書(育鵬社の教科書も含めて)のなかの「戦争」と「植民地」の記述をとりあげます。戦争と植民地主義の克服の展望はいかに?を考えます。 | 佐藤広美 一盛 真 |
⑫ 映画「かすかな光へ」上映会〜太田堯の挑戦を描き出す | 一教育研究者として、戦前戦後の日本の社会と人間を見つめ、「生きるとは、学ぶとは」を問いつづける・・・・不安と混乱の時代のなかでの大田堯の挑戦を映画は描き出します。 | 相馬直美 佐藤 隆 |
教育の現場には、さまざまな物語があふれています。
自由と民主主義を大切にしながら実践を続ける5人の報告をもとに、参加者の皆さんの中にある「こんな教育してみたい!」思いを、共有していきませんか。
昨年、安保法制をめぐって広範に巻き起こった立憲主義と平和を求める国民運動の構造に注目し、日本社会と教育に自由と民主主義を再生する可能性と課題を探ります。
<経歴>
東京大学法学部卒、東京大学社会科学研究所助手、助教授を経て、1990年から2010年まで一橋大学大学院社会学研究科教授。現在は一橋大学名誉教授。
<最近の著書>
編著『憲法改正問題資料集(上)(下)』旬報社 (→Amazon.co.jp)
フォーラム名・テーマ | 討論の柱 | 世話人 |
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A. 生活と政治をつなぐ ー「主権者教育」の明日へ | 18歳選挙権でにわかに注目されている「主権者教育」とそれをめぐる動向に対し、「上からの教え込み」ではなく、生活にねざし、主体を育む実践のあり方を探る旅 | 南出吉祥 宮田雅己 |
B. 学習指導要領改訂作業から授業と学校を考える | 今年度中に学習指導要領が改訂されます。コンピテンシー育成のために、アクティブ・ラーニングが強調されています。改訂のねらいを見定め、のりこえる実践の道を話し合います。 | 梅原利夫 西田 佳 |
C. 「道徳の教科化」にどう対応するか | ①教科化のねらいと「全面主義」の変質 ②改訂学習指導要領の検討(「多様な見方や考え方」「問題解決的な学習」「道徳性の評価」など) ③私たちがめざす道徳教育とは | 奥平康照 小渕朝男 |
D. なくならないいじめ、教育は何ができるか | 昨年、中学生の「自殺」は17年ぶりに100を超えたといいます。いじめ防止対策推進法施行3年目の今年、厳罰と道徳による防止対策でなく教育としてのいじめ指導を考えます。 | 宮下 聡 久冨善之 |
E. 高いリスク社会に自分を生きる | 3.11以降のグローバルな環境汚染や暮らしの破壊に向き合い、多様な価値観の承認と自分の生き方を励ます家庭科、社会科、地域での実践検討を通して教育実践の課題を探します。 | 中嶋みさき 鈴木博美 |
F. 東日本大震災から5年 | 宮城県七ヶ浜の中学校における「復興の教育実践」(総合学習)を報告してもらいます。生徒はいのちの大切さ、復興に努力する人びとを通して地域理解・職業理解を深めます。 | 大木一彦 佐藤広美 |
大会初日の内容を振り返り、食事をともにしながら語り合いましょう。
ご当地名物、地酒、銘菓など,お土産大歓迎!
※ 参加費4,000円、学生・院生1,500円
8/8(月) 9:30 - 12:00 /
13:00 - 17:00
8/9(火) 9:30 - 12:00
分科会名・テーマ | 討論の柱 | 世話人 |
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1. 子どもの生活と文化 子どもの生活実態を掘り起こし、生活文化のあり方を考える |
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増山 均(東京) 泉 宜宏(東京) |
2. 青年期教育 現実と向き合う若者たち・支える大人たち |
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宮田雅己(神奈川) 南出吉祥(岐阜) |
3. 能力・発達・学習 子ども理解・指導観を育む教育の契機とは? |
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富田充保(神奈川) 吉益敏文(京都) |
4. 身体と教育 人間性の回復 ー生命(いのち)を守る身体の科学を- |
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野井真吾(東京) 横田誠仁(東京) |
5. 美的能力と教育 子ども自身から生まれる表現の深層を探る |
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落合利行(東京) 山田康彦(三重) |
6. ことばと教育 主権者を育てることばと教育の創造 |
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瀧口 優(埼玉) 神 郁雄(東京) |
7. 社会認識と平和 民主主義の危機の中で平和を考える |
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神原昭彦(東京) 一盛 真(鳥取) |
8. 自然認識と教育 科学的リテラシーと理科/自然科学教育 |
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三石初雄(東京) 田中 実(北海道) |
9. 道徳性の発達と教育 道徳教育とはなにか、改めて問う |
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奥平康照(東京) 伊東 毅(東京) |
10. 教育課程と評価 アクティブ・ラーニングという呪縛からの解放 |
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梅原利夫(東京) 糸岡清一(神奈川) |
11. 学校づくり 今を生きる子どもと共に学校をつくる |
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新村洋史(愛知) 田沼 朗(山梨) |
12. 地域と教育 地域あっての学校、学校あっての地域 |
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境野健兒(福島) 細金恒男(東京) |
13. 政治と教育 安倍政権の教育再生政策と私たちの課題 |
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中田康彦(東京) 荒井文昭(東京) |
14. 性と教育 自立と共生ー子どもたちの性をどう育むか |
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藤田 和也(東京) 中嶋みさき(東京) |
15. 発達障害と教育 子どもの理解を軸に据えた実践を創る |
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小池雄逸(東京) 加茂 勇(新潟) |
16. 現代の子育てと親・おとな 子ども・若者の生存・発達を支える共同関係 |
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渡邊由之(大阪) 田中孝彦(東京) |
17. 教師の危機と希望 教室も職員室も「ブラック」でいいの? |
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山﨑隆夫(東京) 佐藤 隆(山梨) |
特設. 教室と授業を語る 現場からの希望を子どもが生きる空間としての教室・授業 |
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中村清二(東京) 西田 佳(東京) |
全国から教科研メンバーが集う機会です
「教科研方針2017(案)」をもとに、今後の研究方針を討論します。
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