第58回 教育科学研究会全国大会 『子どものしあわせ おとなもしあわせ』人間としての育ちの場を

2019 8
10日(土) 11日(日) 12日(月・祝)

会場:桐朋中学校・高等学校
主催:教育科学研究会・多摩大会実行委員会
後援:国立市教育委員会・立川市教育委員会
多摩市教育委員会・日野市教育委員会

今年は子どもの権利条約採択30周年を迎えます。

しかし子どもの虐待、いじめ・自殺問題は改善されず深刻です。

新自由主義経済のもと学校や家庭のあり方が問われるなか、
子どもの人間としての育ちの場とそれを支える幅広いつながりを考えます。

パンフレット PDF

- 参加費 -

大会当日「受付」にて承ります

<全日参加>

教職員(フルタイム常勤)5,000円
一般3,000円
大学生・
院生
1,000円
高校生
以下
無料

<1日参加>

教職員(フルタイム常勤)2,500円
一般1,500円
大学生・
院生
500円
高校生
以下
無料

- キッズルーム -

[対象]3歳以上

7月31日までの事前申し込み制です。
詳しくはこちらまでお問い合わせ下さい。

スケジュール

810
(土)

10:00 - 12:00教科研講座
12:00 - 13:00昼食
13:00 - 15:30はじめの集い / 記念講演
16:00 - 18:30教育問題フォーラム
19:00 - 21:00夕食交流会

詳しく

811
(日)

9:30 - 12:00分科会①
12:00 - 13:00昼食
13:00 - 17:00分科会②
17:15 - 19:00教科研総会

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812
(月・祝)

09:30 - 12:00分科会③
12:00 - 13:00昼食
13:00 - 15:00おわりの集い

詳しく

8/10(土) 10:00 - 12:00
教科研講座

講座名 内容 担当
① 子どもの学びをどうつくる?薄っぺらな学びはいやだ 学びはあそび、たのしい中にこそ本質的なことがあります。ことばをあそぶ学びは深い学びに満ちています。 霜村 三二
宮崎 亮馬
② それでも私は教師になる?―大学生と考える― 教師の仕事の魅力と困難、教員養成へのギモン等々。大学生とともに教師の学び・育ちについて語り合います。 山﨑 隆夫
佐藤 高樹
③ 今さら・・・聞いちゃおう・言っちゃおう、学校のアレコレ 参加者が日頃感じている学校への疑問や思いを出し合い、多方向からの「光」で学校の今を映し出します。 宮下 聡
篠崎 修
④ 気になる子どもと子ども理解 かかわるのが苦手、落ち着けないなど、学校でつらさを抱える子どもたちをどう理解し支えるかを考えます。 加茂 勇
永野 佑子
⑤ 幼児教育の現場から ― 疑問や要望を出し合おう! 保護者、保育者、それ以外の人も話し合いましょう。研究者から幼児期の現状について問題提起もあります。 桜井 恵子
村野 かずえ
⑥ 高校教師、クラスの保護者と仲良くするために・・。 高校で保護者と教師の連携の可能性はあるのでしょうか?またその必然性は?参加者で話し合いましょう。 宮田 雅己
関 英夫
⑦ 男の子への性教育って? 日本の性教育では男子は蚊帳の外に置かれています。男の子の身体と性について学び、話し合いましょう。 舟見 久子
小高 マツ
⑧ もっと知りたい<児童相談所> さまざまな形で耳にする<児童相談所>。改めてどんな場所かをしっかりと知り合いましょう。 荒巻 りか
川松 亮
⑨ やってみよう!中学校の学級づくり・学校づくり 可能性にあふれる子どもたち。無理なく学年ごとに投げかけてみるには?実践例をもとに話し合いましょう。 大山 圭湖
佐藤 博
⑩ 大田堯の生涯と仕事 昨年末に亡くなった大田堯(元教科研委員長)の生涯と仕事を語り合います。報告は福井雅英、田中孝彦です。 荒井 嘉夫
田中 孝彦
⑪ 怖くない、誰でも参加のボールゲームで楽しい学び ボールゲームが「わかり」、誰でもが「できる」遊びのようなボールゲームを紹介します。(体育館ばき用意) 増田 陽
西田 佳
⑫ フィールドワーク 砂川闘争の歴史を歩く 砂川闘争の歴史を中心に、新田開発から基地返還後の現在までを歩きます。

◎9時立川駅集合、12時解散です。
◎事前申し込み、7月31日、富永まで。
to.my52626673@gmail.com
富永 信哉
高原 太一

8/10(土) 13:00 - 15:30
はじめの集い

多摩大会実行委員会がこれまで積み上げてきた
学習・交流の集大成としてのパフォーマンスでお迎えします。

【あいさつ】 藤田和也(大会実行委員長)

【会場校あいさつ】 片岡哲郎さん
(桐朋学園小学校・桐朋中学校・桐朋高等学校 校長)

【問題提起とリレートーク】 中田康彦(大会副実行委員長)+実行委員会

記念講演

斎藤美奈子さん

『それってどうなの主義でいこう』

斎藤美奈子さん
(文芸評論家)

むちゃくちゃやっても許される。肝心なことは伝えない。
フェイク情報は横行するし、セクハラや性差別は止まらない。
どう考えても真っ当な世の中とは思えないのに、あきらめちゃう人が多すぎる。
これじゃ若い世代が希望を持てなくても当たり前だ。
「それってどうなの」からはじまる第一歩。
少しでも前に進むための処方箋をいっしょに考えましょう。

斎藤美奈子さんプロフィール

1956年、新潟市生まれ。文芸評論家。
1994年、『妊娠小説』(ちくま文庫)でデビュー。
2002年、『文章読本さん江』(ちくま文庫)で第1回小林秀雄賞受賞。他の著書に『名作うしろ読み』『吾輩はライ麦畑の青い鳥』(中公文庫)、『戦下のレシピ』(岩波現代文庫)、『学校が教えないほんとうの政治の話』(ちくまプリマー新書)、『文庫解説ワンダーランド』『日本の同時代小説』(岩波新書)など多数。

8/10(土) 16:00 - 18:30
教育問題フォーラム


教育の世界で起こっている様々な問題を、大きな視点から鋭く深く切り込む分科会・分野を超えた企画です。

テーマ 内容 世話人
A. 学力テスト体制の中で、わたしたちの教育実践をたてる 子どもの成長を長く深く捉える総合学習実践に学び、政策が押し出す「資質・能力」構想を問い返します。 本田 伊克
中村 清二
B. 教師の働き方改革、その現実 中教審答申を読み解き、いま教育現場に本当に必要なものは何かを考えます。 佐藤 隆
杉浦 孝雄
C. スタンダード (SD) で子どもと学校はよみがえるか SDは誰のためのもの?カリキュラム・マネジメントとセットで学校は?SDとの向き合い方を考えます。 梅原 利夫
霜村 三二
D. 憲法と主権者教育 主権者を育てる教育実践の教育的価値と方法とは具体的にはどんなものか。憲法との向き合い方を考えます。 佐貫 浩
中田 康彦
E. <児童虐待>を教育と福祉の視点から考える SSW、児童相談所からの報告をもとに、私たちがそれぞれの現場でどのように向き合うかを考えます。 片岡 洋子
荒巻 りか
F. 被災地の学校と子どもたちを考える 東日本大震災から8年が過ぎた被災地と、うち続く豪雨災害の地域、学校と子どもたちの状況をみつめます。 佐藤 修司
泉 宜宏

8/10(土) 19:00 - 21:00
夕食交流会

全国各地からの参加者の交流の場です。
夕食を食べながら、若手教職員、保護者、ベテランetc.この機会に語り合いましょう。
名物・地酒・名菓などお土産歓迎します。

※ 参加費4,000円、学生・院生2,000円
参加申込みは当日「受付」でお願いします。

8/11(日) 9:30 - 12:00 /
13:00 - 15:00
8/12(月・祝) 9:30 - 12:00

分科会

分科会名・テーマ 概略または討論の柱 世話人
1. 子どもの生活と文化
豊かな子ども・青年期を保障するために
  • 家庭・学校・地域での子ども・青年の生活文化とその背景にあるもの
  • 豊かな子ども・青年期を保障することの意義
泉 宜宏(東京)
本庄 眞(三重)
【合同分科会】

2. 青年期の教育
3. 能力・発達・学習
16.
現代の子育てと親・おとな

今子ども・若者に育てたいものは?〜学校の内と外で
  • 子どもの表現を促し分かち合い深める学び
  • 中・高6年間を担任して〜授業・行事づくり
  • 学習支援を通して育みたいもの
宮田 雅己(神奈川)
関 英夫(東京)
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富田 充保(神奈川)
吉益 敏文(京都)
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田中 孝彦(東京)
渡邊 由之(兵庫)
4. 身体と教育
子どもの権利条約と「身体と教育」
  • 子どもの現実を知ろう
  • 豊かな子ども期を保障しよう
横田 誠仁(東京)
山本 晃弘(神奈川)
5. 美的能力と教育
今を生きる子ども・人々にとっての表現を探る
  • 桐朋の教育に学ぶ
  • 小学校の音楽、技術・工芸教育の展開
  • 中学校での美術教育
  • コミュニティアートの現在
山田 康彦(三重)
落合 利行(東京)
6. ことばと教育
主権者を育てることばと教育の創造
  • ことばの豊かな発達とコミュニケーション
  • ことばを育てる国語・外国語の授業
  • 生活に根ざして紡ぐ自己表現活動
瀧口 優(埼玉)
神 郁雄(東京)
7. 社会認識と平和
子どもの認識をひらく歴史教育・主権者教育
  • 歴史・平和教育実践が意味するもの
  • 政治的中立と主権者教育
  • 子どもが足を運び、目で確かめる「歴史」とは
神原 昭彦(東京)
池田 考司(北海道)
8. 自然認識と教育
学習主体を育てる自然認識の探究
  • 自然に働きかける教育活動の今日的意味を考える
  • 学習主体としての「深い学び」を自然認識発達の視点から探る
三石 初雄(東京)
大森 享(東京)
9. 道徳性の発達と教育
道徳教育の批判と創造
  • 道徳部会編『道徳教育の批判と創造』を一つの素材に、道徳教育をつくり変える対抗的実践の可能性を探る。
奥平 康照(東京)
櫻井 歓(東京)
10. 教育課程と評価
教室と学校の日常から教育課程をたちあげる
  • 子ども・青年の主体的な学びを創造する
  • 授業実践の統制と画一化を超える
  • 子どもを励ます教育評価の工夫
本田 伊克(宮城)
梅原 利夫(東京)
11. 学校づくり
いまを生きる子どもと共に学校をつくる
  • いま、学校は
  • スタンダード化が進む学校…現代管理主義教育の問題
  • 世代間の共同
田沼 朗(山梨)
山沢 智樹(東京)
12. 地域と教育
学校の〈外〉をまなざす
  • どうする、子どもたちの放課後
  • 地域を考える学びとは
  • 大田堯先生が遺されたこと
安藤 聡彦(埼玉)
長谷川正利(神奈川)
13. 政治と教育
主権者を育て、教育政策にどう向き合うか
  • 主権者教育をつくる
  • 政治化される中での学校・地域の教育課題
  • 教育におけるコミュニケーションの統制
中田 康彦(東京)
寺尾 昂浩(神奈川)
14. 性と教育
自立と共生 子どもたちの性をどう育むか
  • 現代の子ども・教師と性
  • 共に生きる主体を育てる(自他の大切さを学ぶ実践をもとに)
  • ジェンダー/セクシュアリティを考える授業
杉田 真衣(東京)
山田 真理(大阪)
15. 発達障害と教育
子どもの理解を軸に据えた実践をつくる
  • 発達障害等のある子どもの理解を深め、実践につなぐ
  • 共に生きる主体が育つ実践をつくる
小池 雄逸(東京)
加茂 勇(新潟)
17. 教師の危機と希望
「教師受難」の時代を乗り越える
  • 教育実践の危機と教師の困難
  • 教師を生きるとはどういうことか
  • 教師の学びと協同をつくりだす
佐藤 隆(山梨)
霜村 三二(埼玉)
18. 教室と授業を語る
この一年のあの授業
  • 一年を振り返った時、陰影深い授業がある。それがなぜ印象深いのか。教室の物語から授業の秘密へ接近する
中村 清二(東京)
西田 佳(東京)

8/11(日) 17:15 - 19:00
教科研総会

全国から教科研メンバーが集う機会です


8/12(月・祝) 13:00 - 15:00
おわりの集い

シンポジウム
「子ども・若者の声に応え、つながりをつくる」

子ども・若者を支えるつながりづくりと学びを考え、大会のまとめとします。


会場

桐朋中学校・高等学校

上履きと靴袋をご持参ください

〒186-0004 東京都国立市中3-1-10  Google Maps

電車での
アクセス

  • JR中央線国立駅南口下車大学通りを南へ徒歩15分
  • JR南武線谷保駅下車大学通りを北へ徒歩15分

※【宿泊】斡旋等は行いません。参加者の皆様ご自身で、早めにお申し込みください。
※ 【昼食】 ご持参ください。(学生食堂の利用も可能です。)

桐朋中学校・高等学校 WEBサイト

お問い合わせ

教育科学研究会事務所
電話:火・金 13:00〜17:00

03-3235-0622

〒162-0818 東京都新宿区築地町19小野ビル2階

もしくは以下のフォームをご利用下さい