12月号
■特集I/いつまで続けるのか?「観点別評価」
〈座談会〉「観点別評価」は子どもと教師に何をもたらしたか
……綿貫公平・佐藤康尚・中村岳夫・佐藤 博
観点別評価は奇妙で圧迫的な制度である……久冨善之
―こんなごまかしは、もうやめよう―
イギリスの「到達度評価」と日本の「観点別評価」……鋒山泰弘
「関心・意欲・態度」評価の問題性をどう解くか……佐貫 浩
―評価の「権力化」「肥大化」のメカニズム―
子どもが伸びる授業と評価の試み……渡辺恵津子
―成長の歩みを励ます眼差しで―
ごく普通の日常的な評価が授業を豊かにしていく……今泉 博
―評価基準づくりなどに汲々とする必要はない―
[文献紹介]観点別評価……菊池愛美
■特集II/グローバリズムと教育実践
<インタビュー>上村雄彦さんに聞く
グローバルな課題をどう把握し、どう向きあうのか……菅間正道・本山明
体験的学習で海外貧困問題に向き合う……原 郁雄
―自ら見つめ直すために―
生徒が調べ考える「国際社会システム論」の授業……杉浦真理
生徒とともにグローバリゼーションを問う……菅間正道
―「ブランド商品」「グローバル・ジャスティス」「協働労働」―
グローバリゼーションと開発教育……西 あい
〈私の誌面批評〉いま、「子ども理解」を慮る……渡邊由之
<世界の子ども・若者事情(7)>
東ティモールの子ども……大谷猛夫
<映画>
『コクリコ坂から』……佐藤 博
<子どもと本>
ジーン・リトル著『ミンのあたらしい名前』……石井郁子
11月号
■特集I/特別支援教育の現在(いま)
―子ども理解を深め、自己を育む実践をつくる―
〈子ども理解と通常の学級の実践〉
多くの人に支えられて……小川ゆき
―通常学級の二年間の実践―
小学校における特別支援教育のとりくみから考える……加茂 勇
―アスペルガー症候群の子どもとのかかわりを通して―
個への支援からインクルージョンへ……浜谷直人
―巡回相談の現場から―
発達障害のある子どもの理解を深める……田中康雄
―医療の立場から―
障害・発達障害のある子どもの教育実践と子ども理解の課題……河合隆平
―子どもの生きにくさと傷つきやすさにどう向き合うか―
〈自己の育ちと思春期・青年期〉
チャレンジスクール(高校)での青年への支援……高木伸子
生きる力は仲間がいるくらしのなかで育む……千野絹子
―特別支援学校高等部の実践―
「自己」の育ち……綾屋紗月
―当事者の立場からの研究―
発達障害をもつ子どもたちの自立と就労をめぐって……間宮正幸
■特集II 歴史教科書問題
「つくる会」系歴史教科書問題……佐藤広美
杉並区の教科書採択をめぐって……山本直美
横浜の教科書採択が提起した課題……佐藤満喜子
「子どもと学ぶ歴史教科書の会」安井俊夫氏・不破修氏に聞く
子どもの側からの歴史学習を、子どもの側からの歴史教科書を……菅間正道
■教育情報
「ええ!学校で倒れても労災じゃないの?」……土井政美
日の丸・君が代最高裁判決をめぐって……高津芳則
<私の紙面批評>
子ども虐待の問題からみた「教育と福祉の融合」の可能性……楠 凡之
<子どもの風景(4)>
りんごの実とコオロギ……山崎隆夫
<今、学校で4>
新しい教科書をみてみると……吉益敏文
<子どもと本>
吉村昭『三陸海岸大津波』……三輪ほう子
10月号
■
特集I/子ども虐待
放射能汚染と学校・地域……境野健兒
―計画的避難区域・飯館村の挑戦―
〈インタビュー〉広岡智子さんに聞く
虐待された子どもたちと暮らし、虐待する母親に寄り添って見えてきたこと
学校現場で見えてくる貧困……野尻紀恵
―
ネグレクトケースへの対応からスクールソーシャルワーカーに見えてきたもの―子ども虐待としてのDV……上原由紀
被虐待と発達障害……土井高徳
―
里親ホームでの子どもの発達援助―
子ども虐待の現状と「教育と福祉の融合」の可能性……田邉哲雄
―
小規模児童養護施設での実践を経て―
子どもたちへのいらだちはなぜ?……大河未来
―
私が出会った親たち―
子どもの虐待死事件がなげかけるもの……片岡洋子
■
特集II 「地域主権」下の自治体教育改革新自由主義下での「地域主権」教育改革の基本性格と問題点……中田康彦
東京の「教育改革」の現実と教職員の困難……工藤芳弘
―
教職員の人事制度にかかわって―
橋下流教育改革の現状……門 晶子
学童保育の変化と今日の課題……河野伸枝
河村名古屋市政の子育て・教育……久保田貢
■
書評大田 堯著『かすかな光へと歩む』……福井雅英
<世界の子ども事情・若者事情(6)>
ネパールと結ぶ……江口千春
<子どもの風景(3)>
タケルの話をしよう……糸岡誠一
<私の誌面批評>
『教育』はなぜ震災・原発問題をとり上げるのか……佐藤 隆
<映画>
『おじいさんと草原の小学校』……佐藤 博
<子どもと本>
ウイリアム・カムクワンバ/ブライアン・ミーラー著『風をつかまえた少年』……川上蓉子
9月号■
特集I/震災のなかで、何を学び、何を変える ―子どもたちと危機を生きる―
1 福島の子どもと学校はいま
原発震災禍の学校―
相馬地方の教職員からの聞き取り―
「までいの村」を取り戻すために―
飯館村・菅野典雄村長に聞く―
命と健康を守り、安心できる生活を子どもに―
飯館村・広瀬要人教育長に聞く―
福島の避難所を訪ねて……片岡洋子
2 東日本大震災と教育
阪神・淡路大震災と子ども……小川嘉憲
震災時、生徒たちから学んだこと、思うこと……今井雅晴
災害から学ぶ教育実践を構想する……多久和祥司
スクールカウンセラーとしての災害支援……木戸秋明男
巨大津波と学校の課題……千葉保夫・渡辺孝之
■
特集II 子どもと教育実践のための教育学を求めていくつかの転機で私が寄り立った教育論……山崎隆夫
「生活の主体者である子ども」発見をしながら……渡辺恵津子
子どもと教師を信頼する教育学……佐藤広美
第五回 シンポジウムの討論報告……本田伊克
■
教育情報原子力・エネルギー教育をどうとらえ、どう創るか……三石初雄・藤田和也
<世界の子ども事情・若者事情(5)>
フィリピンの子ども……大谷猛夫
<子どもと本>
ベン・マイケルセン作『スピリットベアにふれた島』……石井郁子
8月号
■
特集/大震災と新自由主義下の教育I 原発事故・大震災のなかで
真の復興と希望の回復のために考えたいこと……金子 勝
私たちはどう生き、教育にどうとりくむのか……佐貫 浩
新自由主義改革、大震災、原発事故と子どもたちの未来……渡辺 治
大震災・原発事故下の福島から……佐藤 理
II 東京の新自由主義教育改革批判
石原都政の一二年と東京の「破壊的教育改革」……児玉洋介
東京における「高校改革」の現段階と破綻……鈴木敏夫
東京の学校・東京の教師…希望 ……宮下 聡
小学校現場の変容と課題……原田節子
III 教科研大会・教育問題フォーラムへの課題提起
A学習指導要領体制を乗り越える……本田伊克
B大震災下の子ども・学校・地域…藤田和也・細金恒男
C「若者支援」を問い直す……乾彰夫・佐藤洋作・南出吉祥
D「地域主権」下の自治体教育改革に向き合う……中田康彦
<今、大阪で何が起こっているのか>
大阪府・国歌斉唱起立強制条例の問題点……丹羽 徹
大阪における「日の丸・君が代」条例制定のねらいと経過……寺本 勉
■
教育情報日本臨床教育学会の設立……上田孝俊
木村百合子さん被災事件の裁判傍聴記……久冨善之
<私の誌面批評>
「総合学習」を通して世界(社会)形成する一員になる……中村清二
<世界の子ども事情・若者事情(4)>
デンマークの保育・教育の現場……江口千春
<子どもの風景(2)>
「あのね、悲しいの。」……大河未来
<映画>
『マイ・バック・ページ』……佐藤 博
<子どもと本>
シヴォーン・ダウト著、千葉茂樹訳『ボグ・チャイルド』……鈴木佐喜子
第50回教育科学研究会全国大会
7月号■
特集I/改めて総合学習の意義を問う<座談会>大災害と総合学習
―
これからの総合学習を考える―
……梅原利夫・多久和祥司・石崎 摂・和田 仁
この子だから、この地域だからの総合学習……村越含博
―
芦別小学校の総合学習カリキュラムづくり―
地域の課題を学びあう……濱田郁夫
地域の教育力を生かした総合学習……伊藤幸男
―
産業廃棄物処分場問題―
地域に根差した北海道の総合的な学習の時間の変遷……境 智洋
総合学習の現段階……久保田貢
「総合的な学習」の初志と「生活のかたち」……西本勝美
■
特集II/学力競争は学校と日本社会をどこに導くか新自由主義教育改革と学力観の転換……佐貫 浩
―
学力概念の批判的再構築へ―
学力観の展開・到達点と課題……田中昌弥
新学習指導要領の学力観と教育方法観……本田伊克
教室の中で「学力」を考える……吉澤良紀
・第三回シンポジウムの討論報告……荒井嘉夫
■教育情報
民主党政権と朝鮮学校無償化問題……高津芳則
◆書評
小池由美子著『学校評価と四者協議会―草加東高校の開かれた学校づくり』……佐藤修司
<世界の子ども・若者事情(3)>
世界の子ども事情・韓国……大谷猛夫
<私の誌面批評>
「PISA型学力」を教育実践に根ざした豊かな学力論議へとつなぐために……石井英真
<子どもと本>
ジョン・バーニンガム作『あかちゃんがやってくる』……田代康子
第50回教育科学研究会全国大会
6月号
■特集I/PISA型学力を問うPISAの能力観・価値観と日本的受容の過程……松下佳代
PISAをめぐる諸外国の社会的文脈と日本への示唆……恒吉僚子
PISA2009と新リテラシー政策……八木英二
保護者の社会経済的背景と学力……山田哲也
―
PISA報告書が示す日本の現状と課題―
韓国の教育現場はいまどうなっているのか……崔鐘順・高吉嬉
―
PISAと韓国の教育政策にふれつつ―
学力テストに表れない豊かな学び……吉澤 潤
学校現場からみたPISA……中村岳夫
わたしたちはPISA型学力にどのように向き合っていくべきか……本田伊克
■特集II/教師と学校を追いつめるものは何か―希望と再生への回路を求めて
日本の教師と学校は強すぎる圧迫を受けている……久冨善之
青年教師の「育つ場」を創り出すために……石垣雅也
―
自己責任的引き受けさせ方をしない関係性を求めて―
それでも、なお、教師でいたくて……大河未来
変貌する学校・教育、その困難の中で見出す希望の回路……渡辺真理子
・第二回シンポジウムから見えてきたこと……佐藤 博
東日本大震災を体験して……大木一彦
◆書評 佐藤一子著『イタリア学習社会の歴史像』……前之園幸一郎
<私の誌面批評>
新指導要領にどう向きあうか……阿部俊樹
<今、学校で> 雪、大好き!……伊賀 平
<映画> 『アメイジング・グレイス』……佐藤 博
<子どもと本>
角田光代著『ひそやかな花園』……片岡洋子
第五〇回教育科学研究会全国大会のご案内
5月号
■特集/新指導要領実施にどう向き合うか
〔第1部 新指導要領をめぐる諸問題〕
「生きる力」から「シティズンシップ教育」へ……汐見稔幸
―
新学習指導要領の学力観を問う―
人と人との響きあう力と生活表現……村山士郎
―
二〇年間の日本作文の会「研究活動方針」に学ぶ―
現実に向きあう道徳教育を考える……佐藤広美
―
「徳目教育」を批判する―
子どもの多忙化と新学習指導要領・学習評価……馬場久志
改訂指導要領と教師の責務……渡辺恵津子
―
「学ぶ子どもが主人公」になるために―
〔
第2部 小学校各教科・各領域における問題点〕
「伝統的な言語文化」学習と「PISA型」読解力(国語)……三輪民子
小学校算数科と「思考力の育成」問題(算数)……市川 良
トータルな自然像が見えない断片化理科カリキュラム(理科)……左巻健男
知識基盤社会の社会科に「希望」を(社会科)……中妻雅彦
小学校「外国語(英語)活動」で何を育てるのか(外国語)……瀧口 優
新学習指導要領の問題点を乗り越える生活科総合学習の実践を(生活科・総合学習)……行田俊彦
「体験学習の重視」による道徳教育の下請け化を排す(特別活動)……大和久 勝
市民的教養としての算数・数学とは?……井上正允
[今働くこと―その意味と希望(投稿)]
夕張で暮らす若者たちの地元志向・地元つながり……窪田玲奈
働くお母さんのつながりは、まず保育者、保護者関係の構築から……近藤真理子
「大震災に際する声明」命の危機をのりこえるつながりを……佐貫 浩
<子どもの風景>
子どもと作る教室の詩……山崎隆夫
<今、学校で>
市内の小学校から見えてくる「学校教育」のゆがみ……岸本清明
<世界の子ども・若者事情>
バングラデシュでのボランティアの可能性……鈴木良東
<こだま>
「地域の現実」北海道の状況……徳長誠一
<子どもと本>
佐川光晴作『おれのおばさん』……石井郁子
4月号
■
特集I/今働くこと―その意味と希望
自分の仕事の場から、労働を人間的なものに……熊沢誠
働く希望……佐藤和夫
孤立を乗り越えるために……武田敦
大卒就職問題を考える……児美川孝一郎
デンマークの職業教育・訓練……鈴木優美
―
デュアルシステム実現を適える背景―
<座談会>地域の現実と向きあう教育実践―北海道で考える―
……池田考司・太田一徹・木戸口正宏・佐貫浩・富田充保・細金恒男
■特集II/子ども理解・教育実践の課題と教育研究
現代の子ども・若者の生活・文化研究から……戸高七菜
―
「リア充」「非リア」というネットスラングから見えてくるもの―
今日の教師にとっての子ども理解の問題……山崎隆夫
養護教諭の子ども把握と教育実践……福田和也
―
子ども把握と教育実践・教育研究の関係を考える―
子どもの生活世界と教育学……田中孝彦
―
教育の実践・研究と講座『教育学』の課題を考える―
第一回シンポジウムの参加者と議論の様子……久富善之
■書評
佐藤学・田中孝彦・小森陽一・教育子育て九条の会編著
『いきいき!子どもたち いのち、学び、そして9条』……小島昌夫
<私の紙面批評>
特集「新自由主義」を読んで……高橋賢一
<世界の子ども・若者事情>
パラグアイの働く子どもたち……藤掛洋子
<映画>『エリックを探して』……佐藤博
<子どもと本>
マイケル・モーバーゴ作『モーツァルトはおことわり』……川上蓉子
教育科学研究会二○一一年「三月集会」案内
3月号
■
特集I/新自由主義は学校をどう変えたか
新自由主義と学校……中嶋哲彦
保護者と学校の関係をつなぎなおす……小野田正利
学力支配のメカニズム……佐貫浩
―
新自由主義教育改革による学校の変容、日本のPISA受容過程への批判的総括を―
教師が育つ場としての学校の変化……宮下聡
不登校になってよかった……小池優理子・伊佐子、林直哉
―
娘をエスカレーターから降ろして見えてきたこと―
「間借り人」のつぶやき……笹渕アンドレ順
―
ブラジル人高校生の見た日本の社会と学校―
学校とは何か……長谷川裕
―
<教育>と近代学校―
臨床的教育研究と学校・教師……富田充保
―
教育研究・運動における臨床的アプローチの切実さが意味するもの―
■特集II/高校入試制度について
≪高校「入試制度」から「入学制度」への転換≫そのための論議を! ……綿貫公平
「高校入試」と後期中等教育のあり方を考える……佐古田博
強者の論理にたつ宮城の入試制度改革……大木一彦
―
統廃合・共学化・一学区化・中高一貫校・二段階選抜―
静岡県高校入試制度改善のとりくみ……粕谷たか子
高校入試と学力検査をアンケートから考える……吉岡太史
兵庫県における高校入試制度の変遷と今日の課題……福住宏之
■書評
江藤善章編著『何があったのか? フィリピン・日本占領下』……小林茂子
<今、学校で>
読み聞かせは至福の時間……吉益敏文
<子どもと本>
ユルゲン・バンシェルス『ぼくとリンダと庭の船』……田代康子
教育科学研究会二○一一年「三月集会」案内
2月号
■
特集I/希望としての教育実践―教育実践研究2011[第I部] 対談
映画をつくる――人の育ちを支える教育の仕事との重なり―― ……山田洋次・田中孝彦
[第II部] 教育実践報告
学校って何をするところ?私が大切にしたいこと……能崎奈緒
「かわいそうなぞう」から学ぶいのちについて……沓澤美春
感情を、本音を綴る子供たち……川谷直樹
どの子も同じスタートラインに立てる性教育……関れん
人間らしく生きて働く権利……平井敦子
―
卒業生の手紙・大人たちの手紙―
親として教育に期待すること……松風れい
―
息子と歩んだ一年半―
[第III部] 座談会
実践報告を読む
―
つながることで人間としての力を回復する―
……池田考司・太田一徹・木戸口正宏・佐貫 浩・富田充保・細金恒男
■書評
遠藤芳男著『改訂 卒業―高校生に詩を書かせた先生』……西村貴之
<私の誌面批評>
教師の「誇り」は子どもと向き合うこと……宮下 聡
<映画>
『武士の家計簿』……佐藤 博
<子どもと本>
柏葉幸子作『つづきの図書館』……片岡洋子
教育科学研究会二○一一年「三月集会」案内
1月号
■特集I/人間としての誇りを手放さない!
壊れゆく学校と奪われる教師の良心……野田正彰
教師にとって誇りとは何か……佐藤広美
―
「モラリストとしての伊丹万作」を考える―
「先生になりたい」―その「初心」を守り、いかす……今谷賢二
―
教員の困難を打開し、教育の充実を―
何を“誇り”とする教師でいたいか……福井雅英
教師としての良心と誇り……金崎満
―
七生養護の教職員集団のとりくみ―
教員の行き難さが生み出すもの……湯本雅典
教師の仕事に誇りをもって……金藤京子
野に育つ花ならば力の限り生きてやれ……真砂麻里
「人事考課」が奪う教師の誇りと意欲……中尾忍
―
学びつづけること、子ども・仲間とともにあることが教師のささえ―
言葉の力を信じて……一戸直道
■
特集II/家族を生きるのが難しい
親子間暴力、その幻想と現実……山本宏樹
―
モラルパニックをこえて―
今どきの「家族」に見られる「親の思い―子の思い」……田中敏政
子育ての「困難」を契機に新たな生き方を展望する……山田哲也
―
不登校児の「親の会」のとりくみから―
自己責任と成果主義の「孤育て」の背景を考える……片岡洋子
学校教師が出会う子どもとその家族……井上宗子
―
「人間の弱さ、生きて育てる難しさ」を共有・共感する教育実践、学級づくり―
<私の誌面批評>
現代の「生きづらさ」を乗り越える……原未来
<子どもと本>
シャーマン・アレクシー著 『はみだしインディアンのホントにホントの物語』……鈴木佐喜子