12月号
■特集1 「学力向上」の陥?
・学力の教育学的規定●佐貫浩
・「最近、勉強楽しくないがやけど」―高地から学力問題を考える●宮地崇夫・濱田郁夫・上杉美和
・「数が苦」から「数楽」へ―ダウン症の子どもたちとの〈さんすう・響育〉●小笠毅
・文化と生活をつなぐ体育授業づくりの課題●黒川哲也
・数学ひとり歩きさせ子どもを追い込まないために―宮城県の入試制度・学力検査から●大木一彦
・「わたしたちおn教育課程論」を広げ深める●本田伊克
■特集2 小さな学校の魅力
・小さい学校の教育的意義を考える●境野健兒
・地域に根づき、支えられて子どもを育む―小さな学校・保育所の再発見●濱田郁夫
・学校統廃合の議論に見る地域と学校●武者一弘
・「高校の歴史は村の歴史」―高校分校化の時代に●宮本和夫
<シリーズ●被災地の子どもと学校> 被災以降に「地域の学校」となった●佐々木宏記
<毎日がチャレンジ!>明は4月からがまんしていた●川原直美
<子どもの風景>教室はジグソーパズル●松下義一
<ちいさな教材・教具たち>子どもの言葉で語れる場●薮内恵
<いま学校で>「57歳、新任です!」●酒見佳代子
<世界の子ども・若者事情>「世界でいちばん幸福」をめざす国で ブータン●西田文信
<私の紙面批評>閉鎖性を開く第一歩を●福島裕敏
<書評>二宮厚美『新自由主義からの脱出』●鈴木敏正
<教育月報>●高津芳則
11月号 とびら
■特集1 変貌する職員室
・「白い丸いテーブル」の話│ムダと思われた時間と空間が創り出していたもの ● 小野田正利
・ささやかな協働を積み重ね新たな「公共性」の創造へ ● 八木英二
・手記 職員室の風景│全国各地から ●
まわりの先生たちとの時間を大切にしたい ● 鏡原美里
ソフトタッチの管理教育(?)のなかで ● 畦地 治
教職員が「いちばん人間らしくいられる場」であるべきなのに… ● 久原賢治
職員室の仲間たちは心の支え ● 嶋中智彦
育ててもらって本物の教師となる ● 竹内謙作
「改革」で都立高校の職員室から失われたもの ● 杉浦孝雄
保護者とのトラブルは全体の問題として ● 山本五郎
・職員室はどのように破壊されてきたのか│東京の「教育改革」のなかで ● 橋本敏明
・不信と対立」でなく「合意と共同」にもとづいて ●八木博
■特集2 地域に生きる教師
・地域復興に貢献する学校をつくる● 徳水博志
・ふるさとを生きる青年たちとともに● 茶森茂樹
・「教育改革」の嵐のなかで地域に根ざし子どもを守る● 山口妙子
・数学の授業は生徒の現実から│生徒とともに生きる● 中村 潤
・<毎日がチャレンジ!> 似ている? 子どもと私 ● 河本良平
・<子どもの風景>人は変わるってこと ● 河野伸枝
・<ちいさな教材・教具たち>触れて実感「脳のはたらき」 ● 大野千代美
・<いま学校で>学校がなくなる危機 ● 多久和祥司
・<読書と私>「読」・「書」と私│青春編● 鈴木まどか
・<世界の子ども・若者事情> パレスチナ難民キャンプの子どもたち シリア ● 山口奈津子
・<私の誌面批評>ともに悩むことが困難に見えるのは ● 斉木 修
・<教育情報>被災地の児童クラブ支援 ● 鈴木良東
・<書評>木村 功『賢治・南吉・戦争児童文学』 ● 小笠原 拓
・<書評>佐藤・山ア編著『みんな悩んで教師になる!』 ● 森川道子
・<子どもと本>マリア・パル『ぼくたちとワッフルハート』 ● 田代康子
10月号 とびら
■特集1 大津いじめ自殺事件
・いじめ暴力の根絶を─心といのちの安全確保を中心にして● 横湯園子
・いじめ自殺事件に見る現代の子どもの局面● 村山士郎
・中学校の保健室から見たいじめ● 舟見久子・松本順子・桐井尚江・藤田和也
・いじめ事件と教育の危機│政治の教育介入を考える● 本田清春
■特集2 子ども・若者の不安と安心
・いつでも幸福でいられる不幸● 中西新太郎
・教師のまなざしが教室の安心につながる│2年生担任「1年生」としての学び● 石井広昭
・「表現したい」「成長したい」気持ちに寄り添って● 渡辺克哉
・泣かないのはがまん強いからなの? ● 片山恵子
・「見捨てられていない」という安心感を育てる│児童養護施設から● 武田理雅
・漠然とした不安を抱えて生きる子どもたちに│児童養護施設から● 島田三明子
・心に安心感と希望を育む教育・福祉実践の課題● 楠 凡之
・子どもの「不安」が「安心」に変わるとき● 石島志乃・穂高 歩・北河栄里
・保健室で出会った子どもたち● 濱 ゆり
・<毎日がチャレンジ!>3人仲よし1年生! ● 島ア悠一
・<子どもの風景>日記、読んでいいよ● 山ア隆夫
・<ちいさな教材・教具たち>ハロウィン・パーティー● 上野陽子
・<いま学校で>ときには不親切であることも● 和田禎二
・<世界の子ども・若者事情> 「両文三語政策」と言語習得の問題 香港● 西田文信
・<映画評>『いわさきちひろ─ 27歳の旅立ち』● 佐藤 博
・<書評>久冨・佐藤編『新採教師の死が遺したもの』● 武者一弘
・<子どもと本>セジウィック『シーグと拳銃と黄金の謎』● 鈴木佐喜子
9月号 とびら
■特集「教育を語ることば」の復権
・「大津市いじめ自殺事件」と子ども理解● 福井雅英5
・子どもと教師の苦難から学校の再生を求めて● 佐藤 博
・学校と教育課程がよみがえる「学力」とは● 田中昌弥
・学校制度のなかの学校知識と人格形成● 山田哲也
・情報・消費社会の子ども・若者● 池田考司
・子ども把握と教育実践│その積極性、子ども把握・省察との関連● 藤田和也
・「バーチャルな地域」と学校● 細金恒男
・教育改革における教師「個人」と協働● 勝野正章
■教育科学研究会再建60周年に寄せて? メッセージ?
・教育は「総合芸術」● 大田 堯
・記憶と対話と記録│「ことばと教育」部会の課題にふれて● 志摩陽伍
・教科研は僕の学校● 吉益敏文
・「発展」ではなく「改革」へ● 岩辺泰吏
・教育実践と教育科学● 佐藤 隆
特別論文
・「キャリア教育」に代わる移行支援││アートを学ぶ若者たちの地域活動から● 滝口克典
・<毎日がチャレンジ>大発見! 「博士みたいだね」● 齊藤春花
・<子どもの風景>仲間がいるから育つ● 糸岡清一
・<いま学校で>ビューティフル・ネーム● 多久和祥司
・<読書と私>希望と無力感の狭間で● 田所恭介
・<世界の子ども・若者事情>改革を経て新しい時代へ インドネシア● 三宅良美
・<教育情報>「資質能力向上」政策の現在││中教審部会「審議の最終まとめ」● 武者一弘
・<書評>大高一夫ほか編『こころをみつめて』● 山下洋児
・ 坂元忠芳編『東日本大震災と子ども・教育』● 井上從昭
・<子どもと本>平岡あみ『ともだちは実はひとりだけなんです』● 石井郁子
・教育月報● 高津芳則
8月号 とびら
■特集1〈復興〉の教育学
・「大地への罪」を問いながら│復興の教育学とは何か● 佐藤広美
・「フクシマ」で生き、生きていくこと● 遠藤智恵
・「石巻地域」の被災の現状といま● 菊池英行
・「広場」をつくることば│福島の高校生にホームルームで語ってもらう● 岩ア晴彦
・求められる「良質の知」がもつ構図と倫理を考える 3・11と教育研究・教育改革● 久冨善之
・コミュニティの再生と学校づくりをつなぐ―3・11と教育改革の課題● 佐貫 浩
■特集2 教育のいま・5つの課題焦点
・子どもの生活と子ども理解● 山形志保・山ア隆夫
・教育実践と教師 その困難・課題・希望● 石垣雅也
・学校はいいところか? ひどいところか?―これからの学校・学力のあり方を問う● 宮田雅己・本田伊克
・「地域・労働・貧困と教育」を考える―3・11後の福島の状況から● 細金恒男
・福島をとおして見えてくる新自由主義的改革の問題点● 佐藤修司
・<毎日がチャレンジ>「先生、こっちを見て」● 菱山充恵
・<子どもの風景>食べちゃった! ● 大河未来
・<ちいさな教材・教具たち>絵本や紙芝居をつくる● 杉山敏夫
・<いま学校で>「義務教育は無償」● 小林美智子
・<世界の子ども・若者事情> 学費再び無料への動き ドイツ● アスマン・シュテファニー
・<私の誌面批評>多角的な視点を可視化させること● 渡辺裕一
・<映画評>『ぼくたちのムッシュ・ラザール』● 佐藤 博
・<書評>高橋哲哉『犠牲のシステム 福島・沖縄』● 松浦 勉
・<子どもと本>岩井俊雄『100かいだてのいえ』● 田代康子
第51回教育科学研究会全国大会のご案内
7月号 とびら
■特集 論点・大阪の「教育改革」
・大阪条例問題と現代社会の貧困● 五十嵐 仁
・ポピュリズムと民意● 只野雅人
・新教育基本法と大阪府教育関係3条例│法制論的対抗戦略試論 ● 中嶋哲彦
・教育目標は誰が決めるのか│教育と政治の関係をめぐる課題● 村上祐介
・「高校で学ぶ権利」の保障│大阪の私学助成、授業料無償化施策を考える● 与田 徹
・大阪府・市教育条例の法的問題点● 武村二三夫
・小学校・中学校教育における「留年」の問題● 山根俊喜
・学校に言論の自由を│東京地裁判決を受けて● 土肥信雄
・資料;大阪府教育行政基本条例・大阪府立学校条例
・<特別論文>
教師のユーモア精神と養生思想││困難な時代をゆたかに生きるために ● 間宮正幸
・<特別寄稿>
一生活綴方教師の戦前・戦中・戦後│『あけぼのの光』にふれて● 大田 堯
・<毎日がチャレンジ>雄介とギターとわたし● 荒金 毅
・<子どもの風景>マンガから生まれた夢● 松下義 一
・<誌面批評>原発災害は教育に何をつきつけたか● 宮地崇夫
・<ちいさな教材・教具たち>コラボ授業のすすめ● 池田考司
・<いま学校で>食べるもの・食べることに関心を● 西 陽子
・<読書と私>ガルガンチュアが受けた授業● 白須富夫
・<教育情報> 河村市長の「南京事件」発言――その意図と背景● 久保田 貢
・<書評>田中孝彦『子ども理解と自己理解』● 佐藤広美
・<書評> 境野健兒ほか『小さな自治体の大きな挑戦』● 丸山貴彦
・<子どもと本>グロー・ダーレ『パパと怒り鬼』● 片岡洋子
・第51回教育科学研究会全国大会のご案内
6月号
■特集 原発災害と教育
・3・11から1年 いま子ども・教師・学校・地域は│福島・南相馬からのメッセージ
●遠藤慎一・遠藤智恵・加賀八重子・佐藤慎治・白木次男・山本富士夫・境野健兒・境野米子・佐藤広美・細金恒男
・福島の中学・高校生の進路をめぐる問題 ●細金恒男
・ゼロからの出発│より地域に根ざした学校をめざして ●矢森健一
・いま保健室でできること│子どもたちのケアと教育 ●井戸川あけみ
・委員会活動をとおして原発事故と向きあう中学生 ●菊池幸枝
・「最善の利益」を考え子どもを守る│保護者のとりくみ ●吉野裕之
・副読本=新たなる「神話」をのりこえる ●梅原利夫
・原発の論争点・到達点の学び方 ●子安 潤
・子どもたちのためにチェルノブイリから学ぶこと ●小寺隆幸
・<特別論文>
「対立と合意、効率と公正」で現代社会をとらえることができるのか ●久保田 貢
・<毎日がチャレンジ>ぼくたちのリクエスト給食 ●内海まゆみ
・<ちいさな教材・教具たち>「ドル平」による水泳指導 ●石井崇史
・<いま学校で前向きな正義感> ●白倉弘美
・<世界の子ども・若者事情> 日本と異なる外国語教育ルーマニア● Emma TAMAIANU-MORITA
・<教育情報> 「日の丸・君が代」訴訟│到達点と課題● 中川 律
・<映画>『ヘルプ│心がつなぐストーリー』● 佐藤 博
・<書評>宮本みち子『若者が無縁化する』● 岡 研司
・<子どもと本>堀江敏幸『なずな』● 石井郁子
5月号 とびら、編集後記
■特集1 教室の「いま」と教育実践
教師と子ども 関係づくりの視点 山ア隆夫
書くこと・読みあうことで生まれるつながり 野田邦昭
表現することは生きること 内海公子
新採2年目・わたしが心がけていること 溝口裕子・糸岡清一
思春期男子の心の発達と仲間づくり 中山健一
苦悩を抱いて生きる高校生に希望を見出す 山形志保
子どもと「つきあう」その限界を広げて 今里香織
子どもとつむぐ教育実践と教師の教育観 片岡洋子
■特集2 中学校・新要領下の授業づくり
中学校の新教育課程を考える● 本田伊克
理科● 憲法第25条の「生きる権利」を守る学習 宮下 聡
社会● 現実の「人間・いのち」と結びついた学びを 滝口正樹
家庭科●「生活向上のための実践力」を培う 大矢英世
体育● 子どもをスポーツとからだの主体者に 久保 健
道徳●「問い」を共有し、想像し語り考えあう 荒井嘉夫
<毎日がチャレンジ>ゆっくり育つ子どもと私 船津織枝
<ちいさな教材・教具たち>みんなで物語世界を楽しむ 宮本 茂
<読書と私>「君たちはどう生きるか」という問い 岩辺泰吏
<子どもの風景>受けとめてほしい願い 河野伸枝
<世界の子ども・若者事情>女子のみの学級の効果 イギリス 川畑智子
<教育情報>「教育の市場化」をねらう│橋本市長率いる「維新の会」 柚木健一
<私の誌面批評>実践者の知恵としてのユーモア 石垣雅也
<書評>芦澤清音『発達障がい児の保育とインクルージョン』 小池雄逸
<子どもと本>アッペルト『千年の森をこえて』 川上蓉子
4月号
■
特集1 教師の困難とユーモア
悲しみにみちた世界、ともに笑う時間 田中孝彦
ユーモアはあそび心 教室に笑いとしなやかさを 霜村三二
「荒れ」とつきあうユーモアセンス 福井雅英
ユーモアがもつゆたかな「目線」−教室・職員室に笑いと温かさを 宮下聡・佐藤博
土佐の教育と子ども観―自由と想像と子ども発見の水脈 濱田郁夫
もはや生徒との距離を楽しむ 石井郁子
できんことはあきらめて、苦手なことはひとまかせ 大野孝之・中尾忍
五十嵐顕の教育学とユーモア―人間のモラルをいかに語るか 佐藤広美
■
特集2 もうやめよう 教員人事評価
教員評価の原理を考える 中田康彦
いま「学校・教員評価」はどうなっているか 鈴木敏夫・井村誠・山口隆・上條晋
人事考課制度にたいする東京の章梅雨学校教師の声 久冨善之
<毎日がチャレンジ>いいコンビだね! 辻村貴子
<ちいさな教材・教具たち>自己紹介クイズ 小池雄逸
<読書と私>文庫本三昧 ほんとの出会いは生きる力 やまもとけいこ
<子どもの風景>踊り出す子どもたち 山ア隆夫
<いま学校で>担任発表の緊張 吉益敏文
<世界の子ども・若者事情>キャリア教育とジェンダー 川畑智子
<教育情報>育鵬社教科書採択問題―沖縄県八重山地区を中心に 藤田昌士
<私の紙面批評>3月号 若者支援に何が求められているのか 杉田真衣
<書評>大城立裕『カクテル・パーティー』一盛真
<子どもと本>まはら三桃『哲のしぶきがはねる』鈴木佐喜子
3月号 とびら、
編集後記
■
特集I/若者と貧困・就活・仕事若者支援の現在と展望……宮本みち子
なにが若者支援政策か ―日欧の比較― ……平塚眞樹
<インタビュー>
日本の社会保障の基本性格と「新しい福祉国家」構想……後藤道夫
――
青年の職業的自立への道と三・一一からの復興を視野において――
大震災が問いかけた学ぶこと、働くこと……高橋正行
―
確かな就職保障の実現をめざして―
生徒のための学校づくりから進路支援を考える……藤田 毅
支援の必要な生徒の就労支援実践……菊池信二
外部資源を生かした高校の「キャリア支援センター」の試み……吉田美穂
授業:アルバイトの契約書をもらってみる……井沼淳一郎
■
特集II/崩壊する地域のなかで教育の希望を探る地域文化と開かれた学校づくり……境野健兒
―
子どもの育ちと経験の組織化―
若者自立支援一一年……安達俊子・安達尚男
―
より深く地域に根ざして―
学校は地域の灯台であり続けるか……原貞次郎
―
長野県の地域高校調査から―
※シンポジウムの質疑応答から……細金恒男
■投稿
「考える」ことの回復……井上正允
―
教員免許更新講習を通して「数学教育の課題」を考える―
被災体験を書くということ……安部貴洋
―
吉村昭『三陸海岸大津波』と「おとなの眼」―
<世界の子ども・若者事情(9)>
ドイツにおける高等教育改革……アスマン・シュテファニー
<子どものいる風景(7)>
壁になる……糸岡清一
〈今、学校で(7)〉
沈黙の職員会議……吉益敏文
<子どもと本>
『みえない雲』……片岡洋子
教育科学研究会二○一二年「三月集会」案内
2月号
■
特集I/子どもとともに危機を生きる ―― 教育実践研究二○一二 ――
福島の子どもたちが抱えるであろう問題点……佐藤慎治
東日本大震災と子ども、学校……大木一彦
――
仙台市の中心部の学校に勤務する一中学校教師の目から見て――
福島原発事故後の不安のなかで学びあう……池田孝司
埼玉県の高校における道徳教育……川添英雄
「いのち」について考える……鎌田克信
―
つながっている つながってきた つながっていく―
「小さな労働者」…大山圭湖
―
感情豊かに読む説明文の授業―
「哲学する」学びとの出会い……関令子
―
特別支援学級で学んだこと―
子どもの成長を実感する時……片山恵子
―
いろいろあってもわかりあえる―
<座談会> 実践報告二○一二を読む……佐藤広美・佐貫浩・糸岡清一・荒井嘉夫
■
特集II/「子ども・子育て新システム」と幼児教育の行方子ども・子育て新システムとは何か……大宮勇雄
新システムをめぐる論議とこれからの保育・幼児教育……汐見稔幸
―
周回遅れを克服できるか―
品川区の保育事業拡大と幼保一体化の実態……及川ユミ子・山岡スミ子
―
子どもの育ちをこそ大切に―
子どもっておもしろい……加子母保育園
―
子どもの気持ちに寄り添って―
■教育情報
「新採教師の死」はどう裁かれたのか……佐藤博
■書評
吉益敏文・山崎隆夫・花城詩・齋藤修・篠崎純子著
『学級崩壊 荒れる子どもは何を求めているのか』……久冨善之
〈私の誌面批評〉
被災の苦悩をともに生きる……佐貫浩
<子どものいる風景(6)>
俺は、両方、食べたい!……大河未来
<今、学校で(6)>
若い先生の涙……吉益敏文
<子どもと本>
小出裕章著『子どもたちに伝えたい―原発が許されたない理由』……片岡洋子
教育科学研究会二○一二年「三月集会」案内
1月号
■特集/震災と教育
三・一一以後の世界……金子 勝
――東日本大震災の「復興」から見えてくるもの――
放射能汚染から子どもを守る自治体の挑戦と課題……境野健兒
南相馬市の学校・子ども・地域……遠藤智恵
子どもに日常をとり戻す復興のとりくみ……麻生川敦
地域から生業、生活、学校の再建を……日野秀逸
―現場からの復興を―
今、被災地は……<岩手県宮古市からの報告> ……佐々木宏記
飯館村のこれまでとこれから
長正増夫さん(飯館村・元副村長)に聞く
(聞き手)境野健兒・境野米子・細金恒男
被災地訪問を通して教育と教育研究のあり方を考える……藤田和也
<特別報告>
大阪府教育基本条例案と新自由主義……高津芳則
■書評
渡部謙一著『東京の「教育改革」は何をもたらしたか』……鈴木敏夫
〈私の誌面批評〉
「観点別評価」をいつまで続けるのか……荒井文昭
<子どものいる風景(5)>
カメの気持ち……河野伸枝
<今、学校で(5)>
学校のアンケートの泣き笑い……吉益敏文
<世界の子ども・若者事情(8)>
イスラエルの子どもたちと学校……三宅良美
<子どもと本>
清水真裕文・絵本『たかこ』……川上蓉子