『教育 』2012年総目次


12月号 
■特集1 「学力向上」の陥?
・学力の教育学的規定●佐貫浩
・「最近、勉強楽しくないがやけど」―高地から学力問題を考える●宮地崇夫・濱田郁夫・上杉美和
・「数が苦」から「数楽」へ―ダウン症の子どもたちとの〈さんすう・響育〉●小笠毅
・文化と生活をつなぐ体育授業づくりの課題●黒川哲也
・数学ひとり歩きさせ子どもを追い込まないために―宮城県の入試制度・学力検査から●大木一彦
・「わたしたちおn教育課程論」を広げ深める●本田伊克

■特集2 小さな学校の魅力
・小さい学校の教育的意義を考える●境野健兒
・地域に根づき、支えられて子どもを育む―小さな学校・保育所の再発見●濱田郁夫
・学校統廃合の議論に見る地域と学校●武者一弘
・「高校の歴史は村の歴史」―高校分校化の時代に●宮本和夫

<シリーズ●被災地の子どもと学校> 被災以降に「地域の学校」となった●佐々木宏記
<毎日がチャレンジ!>明は4月からがまんしていた●川原直美
<子どもの風景>教室はジグソーパズル●松下義一
<ちいさな教材・教具たち>子どもの言葉で語れる場●薮内恵
<いま学校で>「57歳、新任です!」●酒見佳代子
<世界の子ども・若者事情>「世界でいちばん幸福」をめざす国で ブータン●西田文信
<私の紙面批評>閉鎖性を開く第一歩を●福島裕敏
<書評>二宮厚美『新自由主義からの脱出』●鈴木敏正
<教育月報>●高津芳則





11月号 とびら
特集1 変貌する職員室

・「白い丸いテーブル」の話│ムダと思われた時間と空間が創り出していたもの ● 小野田正利
・ささやかな協働を積み重ね新たな「公共性」の創造へ ● 八木英二
・手記 職員室の風景│全国各地から ●
  まわりの先生たちとの時間を大切にしたい ● 鏡原美里
  ソフトタッチの管理教育(?)のなかで ● 畦地 治
  教職員が「いちばん人間らしくいられる場」であるべきなのに…  ● 久原賢治
  職員室の仲間たちは心の支え ● 嶋中智彦
  育ててもらって本物の教師となる ● 竹内謙作
  「改革」で都立高校の職員室から失われたもの ● 杉浦孝雄
  保護者とのトラブルは全体の問題として ● 山本五郎
・職員室はどのように破壊されてきたのか│東京の「教育改革」のなかで ● 橋本敏明
・不信と対立」でなく「合意と共同」にもとづいて ●八木博

特集2 地域に生きる教師
・地域復興に貢献する学校をつくる● 徳水博志
・ふるさとを生きる青年たちとともに● 茶森茂樹
・「教育改革」の嵐のなかで地域に根ざし子どもを守る● 山口妙子
・数学の授業は生徒の現実から│生徒とともに生きる● 中村 潤

・<毎日がチャレンジ!> 似ている? 子どもと私 ● 河本良平
・<子どもの風景>人は変わるってこと ● 河野伸枝
・<ちいさな教材・教具たち>触れて実感「脳のはたらき」 ● 大野千代美
・<いま学校で>学校がなくなる危機  ● 多久和祥司
・<読書と私>「読」・「書」と私│青春編● 鈴木まどか
・<世界の子ども・若者事情> パレスチナ難民キャンプの子どもたち シリア ● 山口奈津子
・<私の誌面批評>ともに悩むことが困難に見えるのは ● 斉木 修
・<教育情報>被災地の児童クラブ支援 ● 鈴木良東
・<書評>木村 功『賢治・南吉・戦争児童文学』 ● 小笠原 拓
・<書評>佐藤・山ア編著『みんな悩んで教師になる!』 ● 森川道子
・<子どもと本>マリア・パル『ぼくたちとワッフルハート』 ● 田代康子



10月号 とびら
■特集1 大津いじめ自殺事件

・いじめ暴力の根絶を─心といのちの安全確保を中心にして● 横湯園子
・いじめ自殺事件に見る現代の子どもの局面● 村山士郎
・中学校の保健室から見たいじめ● 舟見久子・松本順子・桐井尚江・藤田和也
・いじめ事件と教育の危機│政治の教育介入を考える● 本田清春

■特集2 子ども・若者の不安と安心

・いつでも幸福でいられる不幸● 中西新太郎
・教師のまなざしが教室の安心につながる│2年生担任「1年生」としての学び● 石井広昭
・「表現したい」「成長したい」気持ちに寄り添って● 渡辺克哉
・泣かないのはがまん強いからなの? ● 片山恵子
・「見捨てられていない」という安心感を育てる│児童養護施設から● 武田理雅
・漠然とした不安を抱えて生きる子どもたちに│児童養護施設から● 島田三明子
・心に安心感と希望を育む教育・福祉実践の課題● 楠 凡之
・子どもの「不安」が「安心」に変わるとき● 石島志乃・穂高 歩・北河栄里
・保健室で出会った子どもたち● 濱 ゆり

・<毎日がチャレンジ!>3人仲よし1年生! ● 島ア悠一
・<子どもの風景>日記、読んでいいよ● 山ア隆夫
・<ちいさな教材・教具たち>ハロウィン・パーティー● 上野陽子
・<いま学校で>ときには不親切であることも● 和田禎二
・<世界の子ども・若者事情> 「両文三語政策」と言語習得の問題 香港● 西田文信
・<映画評>『いわさきちひろ─ 27歳の旅立ち』● 佐藤 博
・<書評>久冨・佐藤編『新採教師の死が遺したもの』● 武者一弘
・<子どもと本>セジウィック『シーグと拳銃と黄金の謎』● 鈴木佐喜子


9月号 とびら
■特集「教育を語ることば」の復権
・「大津市いじめ自殺事件」と子ども理解● 福井雅英5
・子どもと教師の苦難から学校の再生を求めて● 佐藤 博
・学校と教育課程がよみがえる「学力」とは● 田中昌弥
・学校制度のなかの学校知識と人格形成● 山田哲也
・情報・消費社会の子ども・若者● 池田考司
・子ども把握と教育実践│その積極性、子ども把握・省察との関連● 藤田和也
・「バーチャルな地域」と学校● 細金恒男
・教育改革における教師「個人」と協働● 勝野正章

■教育科学研究会再建60周年に寄せて? メッセージ?
・教育は「総合芸術」● 大田 堯
・記憶と対話と記録│「ことばと教育」部会の課題にふれて● 志摩陽伍
・教科研は僕の学校● 吉益敏文
・「発展」ではなく「改革」へ● 岩辺泰吏
・教育実践と教育科学● 佐藤 隆

特別論文
・「キャリア教育」に代わる移行支援││アートを学ぶ若者たちの地域活動から● 滝口克典

・<毎日がチャレンジ>大発見! 「博士みたいだね」● 齊藤春花
・<子どもの風景>仲間がいるから育つ● 糸岡清一
・<いま学校で>ビューティフル・ネーム● 多久和祥司
・<読書と私>希望と無力感の狭間で● 田所恭介
・<世界の子ども・若者事情>改革を経て新しい時代へ インドネシア● 三宅良美
・<教育情報>「資質能力向上」政策の現在││中教審部会「審議の最終まとめ」● 武者一弘
・<書評>大高一夫ほか編『こころをみつめて』● 山下洋児
・    坂元忠芳編『東日本大震災と子ども・教育』● 井上從昭
・<子どもと本>平岡あみ『ともだちは実はひとりだけなんです』● 石井郁子
・教育月報● 高津芳則



8月号 とびら
■特集1〈復興〉の教育学

・「大地への罪」を問いながら│復興の教育学とは何か● 佐藤広美
・「フクシマ」で生き、生きていくこと● 遠藤智恵
・「石巻地域」の被災の現状といま● 菊池英行
・「広場」をつくることば│福島の高校生にホームルームで語ってもらう● 岩ア晴彦
・求められる「良質の知」がもつ構図と倫理を考える 3・11と教育研究・教育改革● 久冨善之
・コミュニティの再生と学校づくりをつなぐ―3・11と教育改革の課題● 佐貫 浩


■特集2 教育のいま・5つの課題焦点

・子どもの生活と子ども理解● 山形志保・山ア隆夫
・教育実践と教師 その困難・課題・希望● 石垣雅也
・学校はいいところか? ひどいところか?―これからの学校・学力のあり方を問う● 宮田雅己・本田伊克
・「地域・労働・貧困と教育」を考える―3・11後の福島の状況から● 細金恒男
・福島をとおして見えてくる新自由主義的改革の問題点● 佐藤修司


・<毎日がチャレンジ>「先生、こっちを見て」● 菱山充恵
・<子どもの風景>食べちゃった! ● 大河未来
・<ちいさな教材・教具たち>絵本や紙芝居をつくる● 杉山敏夫
・<いま学校で>「義務教育は無償」● 小林美智子
・<世界の子ども・若者事情> 学費再び無料への動き ドイツ● アスマン・シュテファニー
・<私の誌面批評>多角的な視点を可視化させること● 渡辺裕一
・<映画評>『ぼくたちのムッシュ・ラザール』● 佐藤 博
・<書評>高橋哲哉『犠牲のシステム 福島・沖縄』● 松浦 勉
・<子どもと本>岩井俊雄『100かいだてのいえ』● 田代康子

第51回教育科学研究会全国大会のご案内



7月号 とびら
■特集 論点・大阪の「教育改革」

・大阪条例問題と現代社会の貧困● 五十嵐 仁
・ポピュリズムと民意● 只野雅人
・新教育基本法と大阪府教育関係3条例│法制論的対抗戦略試論 ● 中嶋哲彦
・教育目標は誰が決めるのか│教育と政治の関係をめぐる課題● 村上祐介
・「高校で学ぶ権利」の保障│大阪の私学助成、授業料無償化施策を考える● 与田 徹
・大阪府・市教育条例の法的問題点● 武村二三夫
・小学校・中学校教育における「留年」の問題● 山根俊喜
・学校に言論の自由を│東京地裁判決を受けて● 土肥信雄
・資料;大阪府教育行政基本条例・大阪府立学校条例

・<特別論文>
教師のユーモア精神と養生思想││困難な時代をゆたかに生きるために ● 間宮正幸
・<特別寄稿>
一生活綴方教師の戦前・戦中・戦後│『あけぼのの光』にふれて● 大田 堯

・<毎日がチャレンジ>雄介とギターとわたし● 荒金 毅
・<子どもの風景>マンガから生まれた夢● 松下義 一
・<誌面批評>原発災害は教育に何をつきつけたか● 宮地崇夫
・<ちいさな教材・教具たち>コラボ授業のすすめ● 池田考司
・<いま学校で>食べるもの・食べることに関心を● 西 陽子
・<読書と私>ガルガンチュアが受けた授業● 白須富夫
・<教育情報> 河村市長の「南京事件」発言――その意図と背景● 久保田 貢
・<書評>田中孝彦『子ども理解と自己理解』● 佐藤広美
・<書評> 境野健兒ほか『小さな自治体の大きな挑戦』● 丸山貴彦
・<子どもと本>グロー・ダーレ『パパと怒り鬼』● 片岡洋子

・第51回教育科学研究会全国大会のご案内



6月号 
■特集 原発災害と教育

・3・11から1年 いま子ども・教師・学校・地域は│福島・南相馬からのメッセージ
●遠藤慎一・遠藤智恵・加賀八重子・佐藤慎治・白木次男・山本富士夫・境野健兒・境野米子・佐藤広美・細金恒男
・福島の中学・高校生の進路をめぐる問題 ●細金恒男
・ゼロからの出発│より地域に根ざした学校をめざして ●矢森健一
・いま保健室でできること│子どもたちのケアと教育 ●井戸川あけみ
・委員会活動をとおして原発事故と向きあう中学生 ●菊池幸枝
・「最善の利益」を考え子どもを守る│保護者のとりくみ ●吉野裕之
・副読本=新たなる「神話」をのりこえる ●梅原利夫

・原発の論争点・到達点の学び方 ●子安 潤
・子どもたちのためにチェルノブイリから学ぶこと ●小寺隆幸

・<特別論文>
「対立と合意、効率と公正」で現代社会をとらえることができるのか ●久保田 貢

・<毎日がチャレンジ>ぼくたちのリクエスト給食 ●内海まゆみ
・<ちいさな教材・教具たち>「ドル平」による水泳指導 ●石井崇史
・<いま学校で前向きな正義感> ●白倉弘美

・<世界の子ども・若者事情> 日本と異なる外国語教育ルーマニア● Emma TAMAIANU-MORITA
・<教育情報> 「日の丸・君が代」訴訟│到達点と課題● 中川 律
・<映画>『ヘルプ│心がつなぐストーリー』● 佐藤 博
・<書評>宮本みち子『若者が無縁化する』● 岡 研司
・<子どもと本>堀江敏幸『なずな』● 石井郁子


5月号 とびら編集後記
■特集1 教室の「いま」と教育実践

教師と子ども 関係づくりの視点 山ア隆夫
書くこと・読みあうことで生まれるつながり 野田邦昭
表現することは生きること 内海公子
新採2年目・わたしが心がけていること 溝口裕子・糸岡清一
思春期男子の心の発達と仲間づくり 中山健一
苦悩を抱いて生きる高校生に希望を見出す 山形志保
子どもと「つきあう」その限界を広げて 今里香織
子どもとつむぐ教育実践と教師の教育観 片岡洋子

■特集2 中学校・新要領下の授業づくり

中学校の新教育課程を考える● 本田伊克
理科● 憲法第25条の「生きる権利」を守る学習  宮下 聡
社会● 現実の「人間・いのち」と結びついた学びを 滝口正樹
家庭科●「生活向上のための実践力」を培う 大矢英世
体育● 子どもをスポーツとからだの主体者に 久保 健
道徳●「問い」を共有し、想像し語り考えあう 荒井嘉夫

<毎日がチャレンジ>ゆっくり育つ子どもと私 船津織枝
<ちいさな教材・教具たち>みんなで物語世界を楽しむ 宮本 茂
<読書と私>「君たちはどう生きるか」という問い 岩辺泰吏
<子どもの風景>受けとめてほしい願い 河野伸枝
<世界の子ども・若者事情>女子のみの学級の効果 イギリス 川畑智子
<教育情報>「教育の市場化」をねらう│橋本市長率いる「維新の会」 柚木健一
<私の誌面批評>実践者の知恵としてのユーモア 石垣雅也
<書評>芦澤清音『発達障がい児の保育とインクルージョン』 小池雄逸
<子どもと本>アッペルト『千年の森をこえて』 川上蓉子



4月号 
特集1 教師の困難とユーモア

悲しみにみちた世界、ともに笑う時間 田中孝彦
ユーモアはあそび心 教室に笑いとしなやかさを 霜村三二
「荒れ」とつきあうユーモアセンス 福井雅英
ユーモアがもつゆたかな「目線」−教室・職員室に笑いと温かさを 宮下聡・佐藤博
土佐の教育と子ども観―自由と想像と子ども発見の水脈 濱田郁夫
もはや生徒との距離を楽しむ 石井郁子
できんことはあきらめて、苦手なことはひとまかせ 大野孝之・中尾忍
五十嵐顕の教育学とユーモア―人間のモラルをいかに語るか 佐藤広美

特集2 もうやめよう 教員人事評価

教員評価の原理を考える 中田康彦
いま「学校・教員評価」はどうなっているか 鈴木敏夫・井村誠・山口隆・上條晋
人事考課制度にたいする東京の章梅雨学校教師の声 久冨善之

<毎日がチャレンジ>いいコンビだね! 辻村貴子
<ちいさな教材・教具たち>自己紹介クイズ 小池雄逸
<読書と私>文庫本三昧 ほんとの出会いは生きる力 やまもとけいこ
<子どもの風景>踊り出す子どもたち 山ア隆夫
<いま学校で>担任発表の緊張 吉益敏文
<世界の子ども・若者事情>キャリア教育とジェンダー 川畑智子
<教育情報>育鵬社教科書採択問題―沖縄県八重山地区を中心に 藤田昌士
<私の紙面批評>3月号 若者支援に何が求められているのか 杉田真衣
<書評>大城立裕『カクテル・パーティー』一盛真
<子どもと本>まはら三桃『哲のしぶきがはねる』鈴木佐喜子


3月号 とびら編集後記
特集I/若者と貧困・就活・仕事
若者支援の現在と展望……宮本みち子
なにが若者支援政策か ―日欧の比較― ……平塚眞樹

<インタビュー>
日本の社会保障の基本性格と「新しい福祉国家」構想……後藤道夫
 ――青年の職業的自立への道と三・一一からの復興を視野において――
大震災が問いかけた学ぶこと、働くこと……高橋正行
 ―確かな就職保障の実現をめざして
生徒のための学校づくりから進路支援を考える……藤田 毅
支援の必要な生徒の就労支援実践……菊池信二
外部資源を生かした高校の「キャリア支援センター」の試み……吉田美穂
授業:アルバイトの契約書をもらってみる……井沼淳一郎

特集II/崩壊する地域のなかで教育の希望を探る
地域文化と開かれた学校づくり……境野健兒
 ―子どもの育ちと経験の組織化
若者自立支援一一年……安達俊子・安達尚男
 ―より深く地域に根ざして
学校は地域の灯台であり続けるか……原貞次郎
 ―長野県の地域高校調査から

※シンポジウムの質疑応答から……細金恒男

■投稿
「考える」ことの回復……井上正允
 ―教員免許更新講習を通して「数学教育の課題」を考える
被災体験を書くということ……安部貴洋
 ―吉村昭『三陸海岸大津波』と「おとなの眼」

<世界の子ども・若者事情(9)>
ドイツにおける高等教育改革……アスマン・シュテファニー

<子どものいる風景(7)>
壁になる……糸岡清一

〈今、学校で(7)〉
沈黙の職員会議……吉益敏文

<子どもと本>
『みえない雲』……片岡洋子

教育科学研究会二○一二年「三月集会」案内

2月号
特集I/子どもとともに危機を生きる
 ―― 教育実践研究二○一二 ――
福島の子どもたちが抱えるであろう問題点……佐藤慎治
東日本大震災と子ども、学校……大木一彦
 ――仙台市の中心部の学校に勤務する一中学校教師の目から見て――
福島原発事故後の不安のなかで学びあう……池田孝司
埼玉県の高校における道徳教育……川添英雄
「いのち」について考える……鎌田克信
 ―つながっている つながってきた つながっていく
「小さな労働者」…大山圭湖
 ―感情豊かに読む説明文の授業
「哲学する」学びとの出会い……関令子
 ―特別支援学級で学んだこと
子どもの成長を実感する時……片山恵子
 ―いろいろあってもわかりあえる

<座談会> 実践報告二○一二を読む……佐藤広美・佐貫浩・糸岡清一・荒井嘉夫

特集II/「子ども・子育て新システム」と幼児教育の行方
子ども・子育て新システムとは何か……大宮勇雄
新システムをめぐる論議とこれからの保育・幼児教育……汐見稔幸
 ―周回遅れを克服できるか
品川区の保育事業拡大と幼保一体化の実態……及川ユミ子・山岡スミ子
 ―子どもの育ちをこそ大切に
子どもっておもしろい……加子母保育園
 ―子どもの気持ちに寄り添って

■教育情報
「新採教師の死」はどう裁かれたのか……佐藤博

■書評
吉益敏文・山崎隆夫・花城詩・齋藤修・篠崎純子著
『学級崩壊 荒れる子どもは何を求めているのか』……久冨善之

〈私の誌面批評〉
被災の苦悩をともに生きる……佐貫浩

<子どものいる風景(6)>
俺は、両方、食べたい!……大河未来

<今、学校で(6)>
若い先生の涙……吉益敏文

<子どもと本>
小出裕章著『子どもたちに伝えたい―原発が許されたない理由』……片岡洋子

教育科学研究会二○一二年「三月集会」案内

1月号
特集/震災と教育
三・一一以後の世界……金子 勝
 ――東日本大震災の「復興」から見えてくるもの――
放射能汚染から子どもを守る自治体の挑戦と課題……境野健兒
南相馬市の学校・子ども・地域……遠藤智恵
子どもに日常をとり戻す復興のとりくみ……麻生川敦
地域から生業、生活、学校の再建を……日野秀逸
 ―現場からの復興を
今、被災地は……<岩手県宮古市からの報告> ……佐々木宏記
飯館村のこれまでとこれから
長正増夫さん(飯館村・元副村長)に聞く
  (聞き手)境野健兒・境野米子・細金恒男
被災地訪問を通して教育と教育研究のあり方を考える……藤田和也

<特別報告>
大阪府教育基本条例案と新自由主義……高津芳則

■書評
渡部謙一著『東京の「教育改革」は何をもたらしたか』……鈴木敏夫

〈私の誌面批評〉
「観点別評価」をいつまで続けるのか……荒井文昭

<子どものいる風景(5)>
カメの気持ち……河野伸枝

<今、学校で(5)>
学校のアンケートの泣き笑い……吉益敏文

<世界の子ども・若者事情(8)>
イスラエルの子どもたちと学校……三宅良美

<子どもと本>
清水真裕文・絵本『たかこ』……川上蓉子