メッセージ
第三の非行ピークと言われた1970代後半に中学校教師となり、36年間の教師生活の後半に「子どもの権利条約」と「教科研」に出会いました。子どもの権利条約はそれまで自分の中でくすぶってきた、子どもを管理訓育しようとする教育への疑問をきれいに解決してくれました。教科研は現場教師と研究者がそれぞれの立場から対等かつ率直に意見を交わし教育を科学として究明していく学びの場でした。この二つの出会いで私は教師人生をゆたかにすることができたと感謝しています。いまは子どもの権利としての思春期教育のあり方を探りながら、教員養成と若手教師支援にとりくんでいます。