『教育』月報 WEB版 2020.02.06~2020.03.05

17日(月)
◆大学入試センター、来年からはじまる大学入学共通テストの国語問題作成に携わる複数委員、1月に辞任。民間出版社から国語記述式例題集を出版しており「社会的疑念を招きかねない」として昨年10月に辞任を申し出、1月受理。

19日(水)
◆大阪地裁、補助金についての詐欺罪などに問われた「森友学園」前理事長籠池氏、妻諄子両被告の判決。籠池被告に懲役5年、諄子被告に懲役3年執行猶予5年。

21日(金)
◆神戸市教委の外部調査委員会、市立小教諭4人が職場の後輩に暴力や暴言を繰り返していた問題で、調査報告書提出。
◆「新しい歴史教科書をつくる会」系の中学歴史教科書(自由社)、検定不合格(藤岡副会長会見)。
◆萩生田文科相、大学入試改革の一環「eポートフォリオ」について「有効性があるのか疑問」。同日付けで有識者検討会議設置。
◆文科省有識者会議、国立大授業料「自由化」是非について検討開始。

25日(火)
◆萩生田文科相、学校内で感染者が出た場合、自治体判断で感染者がいない他校についても積極的な臨時休校を検討するよう要請方針(閣議後記者会見)。

26日(水)
◆安倍首相、大規模なイベントを今後2週間自粛呼びかける(感染症対策本部会合)。
◆北海道教委、私立を含む道内全ての小中学校約1600校で27日から1週間を臨時休校とするよう市町村教委などに要請。

27日(木)
◆安倍首相、全国全ての小中学校、高校、特別支援学校に3月2日から春休みに入るまで臨時休校とするよう呼びかけ(感染症対策本部会合)。
◆大阪高裁、大津市立中2男子生徒(当時13)が11年10月に自殺したのはいじめが原因だとして男子生徒の両親が元同級生らに損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決。いじめと自殺の因果関係を認めつつ、男子生徒の家庭環境などを考慮し、賠償額は一部過失相殺。

28日(金)
◆文科省、全国全ての小中学校高校特別支援学校に3月2日から春休みに入るまで臨時休校とするよう正式要請。
◆神戸市教委、教員間のいじめ暴行問題で、2教諭懲戒免職などの処分。

29日(土)
◆安倍首相、新型感染問題で初めて記者会見。36分で打ち切り。

01日 (日)
◆国際労働機関(ILO)と国連教育科学文化機関(ユネスコ)が日本政府に対し、教員への「日の丸・君が代」強制の是正を求める勧告を出したことについて、同勧告の実施を求める「市民会議」発足(都内。約150人参加)。

04日(水)
◆第92回選抜高校野球大会(19日開幕)運営委員会。無観客開催を前提に準備する方針確認。

05日(木)
◆ユネスコ、新型コロナウイルス対策の休校で世界で少なくとも2億9千万人の子どもが影響。
◆萩生田文科相、昨年11月の加計学園獣医学科「推薦入試A方式」をめぐり、韓国人受験生8人全員一律面接0点で全員が不合格になったと週刊紙が報じていることについて、学園側に事実関係確認(参院予算委)。

(高津芳則・大阪経済大学)