発達障害と教育部会 年末学習会 特別支援教育とインクルーシブ教育を考えるー通級指導教室と特別支援学級の現場からー

教育科学研究会の「発達障害と教育」部会では、毎年の年末に学習会を開催しています。
 現在、困難のある子どもの状況は日々、変化しています。2022年4月27日には、文部科学省から「特別支援学級及び通級による指導の適切な運用について」という通知がありました。また、2022年9月9日には、障害者権利条約に基づいて、国連より総括所見・改善勧告がありました。しかし、通知にも勧告にも子どもの姿や、発達援助職の実践は描かれていません。今回は、3名の実践者の報告をもとに、特別支援教育とインクルーシブ教育について考えます。
 報告する実践者としては、小池雄逸さん(東京 通級指導教室)、久保由佳さん(大阪 通級指導教室)、加茂勇さん(新潟 小学校 特別支援学級)の3名を予定しています。
 今回は、zoomを用いてのオンライン開催となります。途中参加、途中退席も可能です。



現在のところの予定
●日時12月26日㈮
19:00 はじめのあいさつ(企画趣旨等)
      加茂勇(発達障害と教育部会世話人、小学校教諭)
19:05 参加者の問題意識の交流
19:25 通級指導教室の実践
      小池雄逸(発達障害と教育部会世話人 小学校教諭)久保由佳さん(大阪 小学校教諭)20:10 質疑、検討と各地の特別支援教育の現在の情報交換
      (参加者の自己紹介と問題意識の共有を含む)
20:30 特別支援学級(自閉症・情緒学級)の実践      
      加茂勇(発達障害と教育部会世話人 小学校教諭)   
21:00 質疑、検討と各地の特別支援教育の現在の情報交換      
21:20 まとめとおわりのあいさつ
      窪島務さん(SKCキッズカレッジ 滋賀大学名誉教授)

「発達障害と教育」部会は、主にLD、AD/HD、自閉症スペクトラム障害、軽度知的障害、情緒障害などの困難をもつ子どもたち(グレーゾーンを含む)の教育実践を対象として運営してきました。今回は東京と関西からの報告を交えて、子どものかかえる困難の意味や生きづらさ、家族や援助者の苦悩への理解を深めるとともに、子ども理解を軸に据えた成長・発達援助と学習指導の在り方を探ります。
 その際、子どもの困難を、心理・生物学的問題あるいは社会・文化的問題に還元するのではなく、両者を視野に入れつつ「ケース(事例)」に即して考えることを大切にします。そして、子ども・が困難をもちつつ「自己」を築いていく過程、実践のあり方を明らかにしていきたいと思います。
小・中学校の通常学級、固定制障害児学級、通級指導教室、高校や特別支援学校、地域のサポート機関などで実践している教師、保護者、医療・福祉関係者、スクールカウンセラーなどの参加をお待ちしています。
  (発達障害と教育部会 世話人 加茂勇)

参加費は、教育科学研究会会員は、無料
           非会員は、500円となります。

参加費は、資料代として活用させていただきます。
今回の参加を機に会員になっていただける方は、無料のチケットを選択することができます。
申し込み後、zoomのIDとパスコードを送らせていただきます。

申し込みはコチラ⇩
https://peatix.com/event/4765693