本田 伊克 副委員長、常任委員 「教育課程と評価」分科会 世話人

所属 宮城教育大学
専門 教育課程論・戦後民間教育研究運動史
著書・論文

メッセージ

大学院生のとき、学力論や、数学教育協議会(数教協)の議論を追っていましたが、自身の研究が何というか、学んだ理論的枠組みで教育実践の営みを乱暴に意味づけるようなものに思え、迷いを感じていました。そんなとき、「実践を通した研究、研究を通した実践」を追究し続けている教科研と出会い、様々な研究・運営上の役割も与えて頂き、私にとって大切な場所になりました。これからは、学力と教育課程の領域を中心に、今度は教科研の前身、運動の新しい広がりに少しでも貢献できるよう頑張っていきたいと思います。焦らず、着実にをモットーに!

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検証・全国学力調査 ― 悉皆式を止め、抽出式で3年に一度で

全国学力調査の実態を検証する、今教育に関係する方に読んでいただきたい1冊。

近年、全国で毎年小6・中3に課せられている学力調査のための学力テスト。
この学力調査が、子どもを、教師を、学校の日常を、さらに追いつめている。
発表される都道府県別順位や平均点で必然的に生まれる学校間、自治体間競争。
まったく豊かにならない子どもの学び。
どうして悉皆(しっかい)式だと問題が生まれるのか。何が問題なのか―――

吉益敏文,濵田郁夫, 久冨善之, 教育科学研究会 [編] | 学文社 | 20210125

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