『教育』月報 WEB版 2016.11.16~2016.12.09

21日(月)◆文科省、11年の東京電力福島第一原発事故後に福島県から横浜市に避難した男子生徒(13)が、転校先の市立小学校でいじめを受けた問題で、いじめへの対応が不十分だったとして市教委に再発防止指示。
22日(火)◆全国86国立大学の40歳未満の若手教員のうち5年程度の「任期付き」の雇用16年度63%に(『朝日』)。
25日(金)◆韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領の肝いりで推進されてきた歴史教科書の国定化について、李俊植(イ・ジュンシク)副首相兼教育相、再検討の可能性示唆。
29日(火)◆東京学芸大学、付属高校でいじめがあったと発表。28日付で職員5人懲戒処分。学校側の不適切な対応表面化。◆国際教育到達度評価学会(本部・オランダ)、小4中2児童生徒を対象に15年3月に実施した「国際数学・理科教育動向調査」 (TIMSS)結果公表。
30日(水)◆自民公明両党、返済不要の給付型奨学金制度設計に関する提言を安倍首相に提出。◆文科省有識者会議、紙の教科書を基本としつつタブレット端末など「デジタル教科書」の併用を認める最終報告書。◆日教組、岡本委員長(56)が29日付で辞任と発表。◆全国私教連、私立中高生の学費滞納と経済的理由による中退調査のまとめ発表。
01日(木)◆第62回全国夜間中学校研究大会(東京都墨田区)。◆日本私大教連、「私大政策に関する理事長・学長アンケート」の結果をまとめ、発表。
02日(金)◆新潟市教委、小4男子児童が担任教諭から名前に「菌」をつけて呼ばれ学校を休んでいる問題で、記者会見。担任の発言と、この児童が別の児童からいじめを受けていたことを認め謝罪。
04日(日)◆「いじめ問題国祭シンポジウム」(スウェーデン、オーストリア、アメリカの教育研究者らを招く。文科省)。
05日(月)◆新潟県教委、県立新潟工業高一男子生徒(15)が11月21日、列車にはねられ自殺したとみられる問題で、いじめを受けていたなどとする学校側の調査結果公表。
06日(火)◆自民党、教員の「政治的中立性」を確保するためとして、都道府県ごとに異なる懲戒の基準を一律にするなど、処分を厳しくする方向で検討開始。将来、教員免許の「国家免許化」なども。◆経済協力開発機構 (OECD)、15年学習到達度調査(PISA)の結果発表。
07日(水)◆参院本会議、「教育機会確保法」可決成立。
08日(木)◆国大協、20年度からの大学入試改革について、国立大全受験生に対し80字以内の国語短文形式と、字数が多く難易度が高い形式の計2種類の記述式問題を課す方針。
09日(金)◆韓国国会、朴槿恵(パク・クネ)大統領への弾劾訴追案可決。◆参院本会議、部落差別解消推進法、可決成立。◆「ゆきとどいた教育を求める全国署名」集約集会(都内)。署名542万5529人分。◆全国私学助成をすすめる会、私学助成全国署名集約集会(衆院第一議員会館)。署名461万6797人分。     (高津芳則・大阪経済大学)