第61回全国大会のお知らせ8月8日~10日埼玉県飯能市
夏の全国大会の概要をお知らせします。皆様のご参加をお待ちしています。
参加申し込み(Peatixを使用します)は6月10日開始予定です。
第61回 教育科学研究会全国大会 埼玉飯能大会
テーマ 出会い・語り合い 紡ぐ希望 ─いのちと平和の危機のなかで─
主催 教育科学研究会・埼玉飯能大会実行委員会
後援 飯能市教育委員会
形式 会場参加を主とし、オンラインを併用(部分的に会場参加のみ)
開催日 2023年8月8日(⽕)、8月9日(水)、8月10 ⽇(⽊)
会場 8日 飯能市市民会館 埼玉県飯能市大字飯能226-2
https://www.city.hanno.lg.jp/soshikikarasagasu/shiminseikatsubu/shiminkaikan/2328.html
西武池袋線 飯能駅北口下車 徒歩20分
路線バス「市民会館・博物館」または「天覧山下」下車、徒歩2分
駐車場有(無料)
一部8日、9〜10日 ⾃由の森学園中学校・⾼等学校
埼玉県飯能市小岩井 613 番地
西武池袋線「飯能駅」南口 又は
JR八高線「東飯能駅」西口から
教科研大会自由の森学園専用バス(予約制 往復600円)を運行します。
自由の森学園の駐車場を1日1000円で使用できます。(予約制先着順)
※2日目、3日目の専用バス、駐車場、自由の森学園学食ランチ(550円)は
Peatixでの参加申し込み後、メールで申し込み方法をご連絡します。
スケジュール
8月8日(火) 「会場のみ」の企画があります。ご注意ください。 会場参加の定員は300名で、申込先着順となります。 | 10:00~12:00 | 教科研講座(会場のみ実施) |
13:30~14:00 | はじめの集い(会場・オンライン併用) | |
14:00~16:20 | 映画『プリズン・サークル』(上映時間136分) (会場のみ上映) | |
16:35~18:00 | 坂上香監督記念講演(会場・オンライン併用) | |
8月9日(水) 会場参加・オンライン参加併用 | 9:30~17:00 | 分科会(会場・オンライン併用) |
17:15~ | 教科研総会(会場・オンライン併用) | |
8月10日(木) 会場参加・オンライン参加併用 | 9:30~12:00 | 教育問題フォーラム(会場・オンライン併用) |
13:00~15:00 | おわりの集い 自由の森学園中高生徒の発表 (会場・オンライン併用) |
参加費
参加費 | 教職員(常勤) | その他(保護者・市民・退職者など) | |
全日参加 | 会員 | 5000円 | 4000円 |
非会員 | 5500円 | 4500円 | |
1日参加 | 会員 | 2500円 | 2000円 |
非会員 | 3000円 | 2500円 | |
○学生・院生 全日・1日とも 1000円 ○高校生以下 無料 |
はじめのつどいと記念講演 (会場参加 定員300名 申込先着順)
『プリズン・サークル』(2019年)上映
(上映時間136分、映画の上映は会場のみです。オンライン配信はありません。)
監督の坂上 香さんのお話(会場とオンラインを併用します)
希望の〈不在〉と〈兆し〉に耳を澄ます
─ 教育の現場とサンクチュアリをめぐって─
映画の舞台は刑務所であり、主人公は受刑者だが、映画が問うのは教育や子どもをめぐる状況だと監督は言う。
主人公の登壇も予定し、サンクチュアリ(安全な場)の構築を通して、希望を回復していった過程を明らかにする。
坂上 香 「ドキュメンタリー映画監督、NPO out of frame代表、一橋大学客員准教授。〈暴力に頼らない世界〉を夢見て旅を続ける。劇場公開作品は『Lifers ライファーズ 終身刑を超えて』(2004年)『トークバック 沈黙を破る女たち』(2013年)。
映画『プリズン・サークル』HP https://prison-circle.com/ (映画上映は会場のみです。オンライン配信はありません。)
教科研講座 大会本番開始前の、頭と心の準備体操をしませんか?! 8月8日(火)10時~12時 会場:①以外は飯能市市民会館 (会場のみでオンライン配信はありません) | |||
講座名 | 内容 | 世話人 | |
① | 自由の森学園のESD実践を知るエコツアー | 精製した使用済みてんぷら油で走るワゴン車で飯能駅を出発し、間伐している林としていない林を比較し、学園の材木端材を薪にするバイオマスボイラー棟も見学予定です。※先着18名 | 鬼沢真之(埼玉) 安藤聡彦(埼玉) |
② | 中高の教師あつまれ! | 不登校、ブラック校則、ICT機器、多忙化、親との関係。職場の変化についていけない日々が続いていませんか?中高の教師でぶっちゃけトークをしましょう! | 小池由美子(埼玉) 鈴木博美(東京) |
③ | 若い教師たちの教室物語『毎日がチャレンジ』 | 『教育』には連載『毎日がチャレンジ』がある。若い教師の失敗話や喜びのエピソードが綴られています。そんな仲間に登場してもらい実践を皆で交流したいと思います。 | 村角あゆみ(山梨) 山﨑隆夫(神奈川) |
④ | 怖くない体育の学習会をつくってみた | 経験年数や役職にこだわる体育会系な研究会はもうイヤだ。体育専門でなくても参加しやすい学習会を立ち上げた狙いは?運営していきながらわかってきたことは? | 吉澤 潤(東京) 増田 陽(東京) |
⑤ | 保護者も聞きたい!かたりたい! | 「よい子育て」「よい家庭教育」を求められる風潮にさらされているわたしたち保護者。でも本当は、こんなふうに子育てしたいんだよね…そんなことを語りながら、学校とのかかわり方も含め、それぞれの道しるべを見つけていきましょう。 | 髙山春佳(東京) 荒巻りか(東京) |
⑥ | 学校給食無償化について語り合おう | 給食費負担が重い。そんな中給食無償化を求める運動が全国に広まり、320以上の自治体で無償化が実現しました。給食無償化について語り合いましょう。 | 田沼 朗(東京) 三橋勝美(埼玉) |
⑦ | 教科研で語り隊・出会い隊 | 参加者の中からトークテーマを募集します。できた複数のテーマから1つを選択し、30分毎にグループとテーマを変えて合計3回語り合います。同僚や家族とは話しきれない「教育」の話を一緒にしましょう! | 花山泰裕(岐阜) 西田 佳(東京) |
分科会 分野ごとにじっくり学びます。気軽に参加、丁寧に聞き話し一夏の充電を! 8月9日(水)9時30分~17時 会場:自由の森学園中学校・高等学校+Zoom (会場、オンライン併用) | ||||
分科会名 | 分科会テーマ | 内容 | 世話人 | |
1 | 子どもの生活と文化 | ゆたかな子ども・青年期を保障するために | ◯家庭・学校・地域で子どもたちの「いま」、子どもをリアルにとらえる ◯子ども・青年のそのままの自然、自然の中で生きることの意味 ◯物語・ファンタジーのなかで生きることの意味 | 泉 宜宏(東京) 入澤佳奈(奈良) |
2 | 青年期の教育 | 教育改革に抗し,学校内外に豊かな青年期の教育を | ○高校統廃合・再編と学ぶ権利のゆくえ ○コロナ禍の青年期に向きあう教育実践 ○地域コミュニティにおける若者支援の取り組み | 小池由美子(埼玉) 児美川孝一郎(東京) |
3 | 能力・発達・学習 | 発達論と教育実践から自己の育ちを考える | ○坂元忠芳の人格発達論の検討 ○小学校高学年の算数での子どもの学びと成長 ○学童で育ちあう子どもと親、指導員 | 神代健彦(京都) 藤澤 淳(北海道) |
4 | 身体と教育 | 子どもの権利条約の視点で身体からwell beingを問う | ◯“いのち”・健康に対する目的意識とwell being ◯仲間・集団の中で今を共に生きる活動とwell being ◯社会認識とwell being | 山本晃弘(神奈川) 横田誠仁(東京) |
5 | 美的能力と教育 | 生きることと表現することとの関係を深く探る | ○思春期・青年期・成人期の表現活動とその意味 ○コロナ禍の中での表現の制約と可能性 ○中学生の演劇と美術の活動 ○障害を持つ青年のダンスの活動 | 市橋久生(埼玉) 山田康彦(三重) |
6 | ことばと教育 | 主体的な学びをつくることばの教育 | ○ことばの豊かな発達とコミュニケーション ○ことばを育てる国語・外国語の授業 ○生活に根ざして紡ぐ自己表現活動 | 瀧口 優(東京) 神 郁雄(東京) |
7 | 社会認識と平和 | 平和の危機の時代における教育実践の希望 | 〇戦争の現実を子どもたちとどう見るか 〇平和への希望を教育実践でどう紡ぐか 〇格差の中で生きる子どもたちと何を学ぶか 〇希望を行動へどうつないでいくか | 菅野真文(北海道) 池田考司(北海道) |
8 | 自然認識と教育 | 自然認識発達での「深い学び」論を問い直す | ○子ども・青年のもの・自然認識の現代的特質を探る ○自然認識発達における本質的学びを創りだす ○“もの・自然”と関わることの教育的意味と価値を探る | 伊東大介(東京) 三石初雄(東京) |
9 | 道徳性の発達と教育 | 子ども・若者の権利とシティズンシップ教育 | 〇子どもの権利と道徳性―生徒指導提要改訂を契機に― ○生活綴方による関係性の構築について 〇フードロスと子どもの貧困―食と人権について考える― | 奥平康照(東京) 櫻井 歓(東京) |
10 | 教育課程と評価 | 教育実践を生かす教育課程と評価の再生・創造 | ○教育のDX化と企業化が歪める教育課程と評価 ○教師が願う子どもの育ちの姿から立ち上がる教育課程 ○子どもの学びと育ちを愛おしむ評価-自由の森の実践 | 本田伊克(宮城) 桜井恵子(神奈川) |
11 | 学校づくり | いまを生きる子どもと共に学校をつくる | ○いま、子ども・保護者・教職員は? ○急展開する学校給食無償化の動向 ○子どもが主体となる学校をつくる | 田沼 朗(東京) 三橋勝美(埼玉) |
12 | 地域と教育 | 〈“ひとなる”ことの舞台〉をともに学びあう | 地域からの報告 ○子どもの居場所をつくる:チャイルドスペースあゆみ(鹿児島) ○地域の学びを掘り起こし紡ぎ出す:夜間中学校と教育を語る会(東京) | 相馬直美(埼玉) 安藤聡彦(埼玉) |
13 | 政治と教育 | 主体的に生きることの困難を考える | 〇今「新自由主義」を問う 〇現在の若者を探る 〇主権者とは | 寺尾昂浩(神奈川) 佐藤高樹(東京) |
14 | 性と教育 | 子ども・若者の権利と性 | ○子ども・若者の性をめぐる現状 ○権利としての性の学び ○一人ひとりが大切にされつながれる学校へ | 杉田真衣(東京) 中嶋みさき(東京) |
15 | 発達障害と教育 | 子ども理解の深化と自己の育ちを支える実践の追求 | ○子ども一人ひとりの願いや困難、教師・援助者や家庭への理解を深める ○子ども・青年の「自己の育ち」を支える教育実践のあり方を探る | 加茂 勇(新潟) 小池雄逸(東京) |
16 | 現代の子育てと親・おとな | いま、親・おとなの共同について、あらためて考える | ○分科会発足当時にみる問題意識 ○#Me Tooの市民運動-違うからオモロイ- ○子どもを育てることは共同なしにできない ○子どもの発達と親・おとなの生き方・実感 | 渡邉由之(大阪) 石本日和子(兵庫) |
17 | 教師の危機と希望 | 教師=専門職の学びと仕事 | ○教師の専門性を揺るがす近年の政策動向 ○教師の仕事と学びの本質を問い直す ○日々の仕事のなかから教育実践を紡ぎ出す | 霜村三二(埼玉) 山﨑隆夫(東京) |
18 | 教室と授業を語る | ICTつかってみるしかないからね | 〇ロイロノート、 つかっ「てみた」 〇ICT機器を子どもにどう使わせている? 〇ICT機器の使いどころは? 〇ICT機器を使って「子ども」は何をどのように学んでいる? | 石垣雅也(滋賀) 西田 佳(東京) |
教育問題フォーラム 子どもや教育をめぐる課題をさまざまな角度から考え合いましょう! 8月10日(木)9時30分~12時 会場:自由の森学園中学校・高等学校+Zoom (会場、オンライン併用) | |||
フォーラム名 | 内容 | 世話人 | |
A | 不登校をさまざまな角度から考える | 不登校政策の変遷、それを当事者である子ども・保護者・教師・その周辺にいる人たちはどう受け止めてきたのか。急増する不登校について考え合いたい。 | 荒巻りか(東京) 南出吉祥(岐阜) |
B | 公正な教育評価?~中学校の評価・評定 | 中学校の評価は、評定結果の公平性にかかわる説明責任を要請する教育行政によっていかに歪められているのか。教育現場で今起きている問題から考えます。 | 中村清二(東京) 本田伊克(宮城) |
C | 子どものからだ、教師のからだ―相手になるとき― | 教師が目の前の子どもの相手になれない。子どもを操作の対象にしてしまう教師のからだと語り口がある。応えたいのに応えられない。なにによってか。そこから出発したい。 | 石本日和子(兵庫) 霜村三二(埼玉) |
D | 「教師の働き方、働かされ方」を考える | 「働き方」改革、と教師の働き方に課題があるように喧伝されるが、本質は教師の働かされ方--労働条件の問題である。その立ち位置から、この問題を考え合いたい。 | 石垣雅也(滋賀) 薮内恵(東京) |
E | 性の多様性を生き、学ぶ中高生 | 男女二分化や異性愛を前提とした規則や文化が根強くある学校の中で、だれもが自分の性を尊重されて生きていけるために必要な学習や文化について考える。 | 片岡洋子(埼玉) 杉田真衣(東京) |
F | 平和の危機を子どもとともに考える | ウクライナ戦争を機に台湾有事が囁かれ、危機管理体制を強める日本。戦争の前で人の弱さとは…戦後日本の平和教育とは…原点に立ち戻って考える。 | 桜井恵子神奈川) 佐藤広美(東京) |
G | 特別な教育的ニーズのある子どもの現在・未来 | 国連障害者権利条約委員会の日本への勧告は、「特別支援教育は中止」することを求めるものだった。特別支援教育の実態を確認し、今後の在り方を議論したい。 | 加茂勇(新潟) 窪島務(滋賀) |
参加申し込み
会場参加、オンライン参加ともに、Peatixを利用して参加申し込みをしていただきます。詳細は5月下旬にお知らせします。
問い合わせ
教育科学研究会(火・金13:00〜17:00)
〒162-0818 東京都新宿区築地町19小野ビル2階
TEL&Fax 03-3235-0622 Eメール kyoukaken@nifty.com