教育科学研究会では、毎月、オープン読む会をしています。
12月27日は「新潟教育を読む会」をオンラインにてオープン読む会として開催します。
申し込みは、
https://docs.google.com/forms/d/1wwlYOQxcd8s_T2v1aBcyhJYtNrvtDSGQyKS0szI0adI/edit?fbclid=IwAR35CuzwN-KbUubq0_yjWm6IDZ9hVRa1pEtcwn2Ak2jFweZU5UXc-sIES2A
でお願いします。
参加費無料です。
途中参加、途中退席できます。
雑誌教育を読む会 〜青年期の教育困難とインクルーシブ教育~
話題提供者:窪島務さん(NPO法人SKCキッズカレッジ 滋賀大学名誉教授)
池谷壽夫さん(了徳寺大学)
司会 加茂勇 (教科研常任委員)滝澤富明(教科研全国委員)
企画 窪島務 (NPO法人SKCキッズカレッジ 滋賀大学名誉教授)
企画内容です。
雑誌「教育」12月号で、高等学校における「支援」を必要とする生徒の実態と教育の課題―総合学科、単位制通信制高校を含む高校におけるインクルーシブ教育の展望―という特集において、今日的トピックスの一つである高等学校とその後の学習困難の実態と教育的対応を取り上げた。
本特集では、学習や仲間関係で苦労している子どもの青年期の発達課題に応える教育実践の場として積極的な位置づけたい。
多様化した高校では、個々の高校のタイプによって、支援の重点や形が大きく異なり、地域差もあり、一律には論じられないこともある。発達障害、不登校、知的ボーダーラインの子どもたちが含まれているいわゆる「教育困難校」もある。「ちょっと変わった子」「落ち着きがない」という「性格」としてとらえられ、特段の支援もされないままに大学に進学をしていく生徒もいれば、そのまま放置される、退学というケースもある。彼らは、困難を持っていても、その子への対応についての研究も実践もあまりないままに、十分な知見を蓄積しているとはいえないし、困難を増幅させていることも考えられる。彼らの持つ困難さは多岐にわたり、解決の糸口も見えないのではないか。
中学校で知的支援学級、自・情支援学級の児童生徒数は急増している中で、彼らの多くは、定時制通信制単位制高校や全日制の「教育困難校」に入学していく。そこでは彼らは、多数派となるのだが、高等学校における特別支援教育、特別の教育的ニーズに応じた教育とは?実際高等学校には「特別支援教育」の免許を保持しない教員が「熱意」だけで対応する場面も多い。青年期という発達的な特徴も考慮すると、中学校までの延長線上で構想するのではなく、新たな構想が必要になるのではないかということも頭におきながら皆さんのご意見を伺いたい。
当日の流れ
14:00~14:05 会の説明
14:05~14:20 参加者の自己紹介
14:20~15:00 窪島報告
15:00~15:20 質疑応答
15:25~16:05 池谷報告
16:05~16:25 質疑応答
16:25~16:45 全体討議
16:45~16:50 終わりのあいさつ